観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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菊地奈々子 vs リリー・ラチャプラチャジム

 Boxing

2008年10月13日(月・祝) 東京・後楽園ホール
ダイヤモンドグローブ 拳王降臨

48キロ契約6回戦
 リリー・ラチャプラチャジム(タイ)× 2回1分54秒TKO ○菊地奈々子(白井・具志堅スポーツジム)
20081013
 12月にWBCライトフライ級暫定王座に挑戦が決まっている菊地奈々子選手(WBCミニフライ級2位、WBAライトフライ級6位)が、WBCアトム級13位のリリー・ラチャプラチャジム選手を世界前哨戦の相手に迎えての6回戦。

 前回来日の時は、非常にアグレッシブに左右のパンチを振るっての前進を見せたリリー・ラチャプラチャジム選手ですが、今回はまったくスタイルを変え、相手の出方に合わせてカウンターを狙うかのようなリアクション・ボクシングになっていました。
20081013
 試合は静かな立ち上がりから、相手が出て来ないと見た菊地選手が、常に先手を取って攻め込みます。

 対するリリー・ラチャプラチャジム選手は、左右のストレートと、低い構えから斜め上に打ち上げるような右で応戦。

 開始直後こそ動きがいくぶん固かった菊地選手ですが、時間の経過とともに本来の動きが出始めると、上体を細かく動かしながら踏み込んで来る菊地選手の速さに、リリー選手は対応出来ません。単発ながらもいいパンチをもらって鼻に血がにじんできます。

 2回に入って、攻撃姿勢をハッキリ見せる菊地選手は、プレッシャーをかけて相手を追いつめます。残り30秒でコーナー付近でつかまえると、右ストレートで顔面を一撃。完全に足に来たリリー選手はスタンディングダウンを取られカウントエイト。
20081013
 リリー選手の戦意を確認したレフリーが試合を再開しますが、その直後の菊地選手の右ストレートに、リリー選手は反応出来ず、レフリーはそれを見てTKOを宣しました。

20081013
 菊地選手、鮮やかな圧勝でした。

本日の対戦結果により、戦績は以下のようになります。

菊地奈々子きくちななこ 12戦9勝2敗1分
リリー・ラチャプラチャジム 6戦2勝4敗
(戦績はJBC公認以前からのものです)

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