Boxing
2009年5月2日(土) 後楽園ホール
ダイナミックグローブ 5大タイトルマッチ
第1試合 WBCアトム級タイトルマッチ
○小関桃(青木)
判定 3-0
×池山直(西日本協会預かり)
(99-91、100-92、100-90)
小関桃選手の判定勝ち
最軽量級ながら破壊力に定評のある池山選手は、世界ランキングの1位。これまでの全12戦で黒星は菊地奈々子選手に喫したひとつだけ。チャンピオン小関選手にとって、間違いなく手ごわい挑戦者です。接近戦に持ち込んで自慢のフックを叩き込みたい池山選手と、それを封じてベルトを守りたい小関選手。
小関選手はこの階級にしては長身で、しかもサウスポーという大きなアドバンテージの持ち主。しかし、池山選手は前の試合で、長身サウスポーの上村里子選手と対戦して勝っているため、苦手意識は無いと思われましたが…。
序盤から左ジャブを出しつつ積極的に前に出た池山選手に対し、小関選手は、まずは長いリーチを生かしたジャブで突き放し、さらに突進してくる場合は鋭いバックステップでかわし、それでも追ってくるなら徹底的にクリンチを使って接近戦を封殺、という三段構えの鉄壁ディフェンス。
初回に左ストレートを合わせられるなどして、最初のオープンスコアからポイントで差をつけられた池山選手は、前に出続けるしか選択肢がありません。対する小関選手は遠い距離を保ってミスのないボクシングをキープしつつ、要所にカウンターを見せ、確実にポイントを積み重ねます。
池山選手のボディー打ちをサイドにかわしつつ左で反撃する小関選手。
池山選手は、接近してはクリンチ沼にはまってしまう繰り返しで、最後まで豪打を爆発させることは出来ませんでした。
この試合結果により両選手の戦績は以下のようになりました。
小関桃 こせきもも(青木) 10戦8勝2敗2KO
池山直 いけやまなお(西日本協会預かり) 12戦10勝2敗4KO
(戦績はJBC公認以前からのものです)
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