観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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女子キックボクシング世界チャンピオン ブリジット・ベビードール・ライリー 華麗なるスタント・アクション

 Kick Boxing

 「格闘技のチャンピオンがアクション映画に出るとどうなの?」「アクションスターは格闘技のリングでは通用するの?」これは、よく話題になることですが、アクション映画とリアルファイトが両方出来る人はたぶん多くはないでしょう。

 でも、多くはなくても、その両方が出来る人は確実に存在します。たとえば元キックボクシング世界3階級王者で、ボクシングでもIFBAバンタム級世界王者だったブリジット・ライリーさん。

 ライリーさんは15才のときから空手をはじめ、その後、プロのキックボクシングに進出し、90年代のスター選手としてラスベガスのリングなどで活躍しました。

 最終的に、ライリーさんのキックボクシングの戦績は26勝3敗で、5つの世界タイトルを獲得する名選手でした。また、キックと平行して活躍していたプロボクシングでも、1998年にIFBAバンタム級の世界王者に輝いています。

 リングでの活躍の一方、ライリーさんは映画、テレビでも活躍。1992年から現在まで、女優、スタント、ダブル(アクションシーンの代役)、アクション指導、ゲームキャラのモーション・キャプチャーモデルなど、合わせて60本の作品に参加しています。

 上で紹介している動画は、2005年の映画『セレニティ』のリハーサルビデオ。突然、狂ったように暴れだしてまわりにいる人全員をなぎ倒しているのがライリーさん。彼女はこの映画のアクション指導と、スタントおよび主演女優さんの代役をやっているので、女優さんが演じる前に、こうやって手本の動きをやって見せたのです。

 流れるようにつながっていくアクションのひとつひとつが美しいですね。良質なアクション映画とは、単に難易度の高い動きや、派手な動き、危険な動きをやってみせるのではなく、本来はこうした美的センスを見せるものだと思います。

 ライリーさんは『トリプル・インパクト』、『WMACマスターズ』などの映画やテレビに出演、『キャットウーマン』、『ミリオンダラー・ベイビー』、『ポセイドン』、『チャック・ノリス 炎のテキサス・レンジャー』、『スモーキング・ハイ』、『ジャンパー』、『ウォッチメン』などでスタント・ウーマンとして活躍。

 変わったところでは劇場版『パワーレンジャー』のイエローレンジャー(変身後)や、プレステのゲーム『HBOボクシング』に本人自身のキャラとして登場するなど、アクション関係のあらゆるメディアに登場。新作ゲーム『WET!』の主役RUBIのアクションモデルもライリーさんです。

 ことしこれから公開される映画では、女優として1本、スタントとして3本の作品があります。映画のエンドロールのスタッフキャストのクレジットが始まったら席を立たないでBridgett Rileyの名前をさがしてみるのも面白いかも。

ブリジット・ベビードール・ライリー ホームページ

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