Boxing
2009年10月30日(金) コロンビア ククタ市
WBCライト級暫定王者決定戦
○ダリス・パルド(コロンビア)
判定 2-1
×ジェシカ・ヴィジャフランカ(メキシコ)
スプリット・デシジョンでダリス・パルド選手が勝利しWBCライト級暫定王者となりました。
97ー94、90-99、97-95
暫定王者を量産中のWBCさんがライト級にも暫定王者を作りました。
WBCさんの暫定王者については、あまりに人数が多いのも問題ですが、正規王者との実力的な差が大き過ぎて、たとえ暫定であったとしても王者とは呼びたくないような選手が多数いることがファンをうんざりさせています。
今回、ベルトを巻いたのはこのあいだまでスーパーライト級18位だったダリス・パルド選手。誰、そのひと?という感じ。
この階級の正規王者はアン・マリー・サクラート選手ですよ。こんな超格下の選手にサクラート選手と同じベルトを巻かせてはいかんでしょ!選手とファンを馬鹿にするな、と言いたいですね。
しかも、ダリス・パルド選手はこの試合で3ラウンド終了まぎわにジェシカ・ヴィジャフランカ選手(メキシコの16才)にアゴを打ち抜かれてダウンしましたが、3ラウンド終了のタイムに救われてKO負けをまぬがれたということです。これはみょーな話。
WBCルールによれば、ラウンド終了まぎわのダウンはカウント中にラウンド終了の3分が過ぎても関係無く続行され、ラウンド終了に救われることはない、となっています。レフリーはWBCルールを知らないのでしょうか?
結局、地元のパルド選手がスプリットで勝ちましたが、観客はホームに世界王者が誕生したにもかかわらず、この判定にブーイングでこたえたそうです。
両選手の戦績は以下のようになりました。
ダリス・パルド(コロンビア)32戦21勝7敗3分17KO
ジェシカ・ヴィジャフランカ(メキシコ)11戦10勝1敗4KO
コメント
女子だけでなく男子も暫定王者乱立してるね。いっそのこと、暫定王者は廃止にしてた方が良いかも。そして、正規王者に対しては、怪我や病気の一旦王座返上して貰って、回復後に挑戦権与えるとか、指名試合やランキング上位の選手の挑戦回避した場合は、王座剥奪して、一定期間挑戦権与えないとか。このままだと、世界戦の価値が下がりますね。