Boxing
2009年12月19日(土) ロシア エカテリンブルグ DIVSスポーツパレス
WIBFヘビー級タイトルマッチ
ナターシャ・ラゴシーナ(ロシア/ドイツ)
VS
パメラ・ロンドン(ガイアナ)
スーパーミドル級で5本の世界のベルトを持ちながら、活動の舞台であるドイツではイマイチ評価が得られなかったナターシャ・ラゴシーナ選手ですが、今回、階級をヘビー級に上げて母国ロシアで世界タイトルマッチをおこないました。
相手はWBCインターナショナル王者であるパメラ・ロンドン選手。空位のWIBFヘビー級タイトルをめぐっての対戦です。身長ではラゴシーナ選手が勝りますが、体重ではなんと30キロもロンドン選手が上回ります。いったいどんな試合になったのでしょうか。映像をご紹介します(試合全体がノーカットなので時間がある時にどうぞ)。
ドイツからの逆輸入ボクサー、ラゴシーナ選手を暖かく迎えるロシアの大観衆。ホームの大声援に包まれてラゴシーナ選手はいままでとは見違えるような生き生きとした試合をしました。見事なKOです。
彼女が勝って飛び上がって喜ぶ姿なんか初めて見ました。本当に嬉しそうです。ラゴシーナ選手のロシアへの凱旋とヘビー級への進出、どちらも最高の滑り出しと言えるでしょう。
今後はヘビー級で行くのか、スーパーミドル級も防衛していくのか、気になるところですが、ヘビー級進出のために今回ラゴシーナ選手が増やした体重は3キロだけなので、ふたつの階級を保持していくことにも問題はなさそうです。
ちなみに、ナターシャ・ラゴシーナ選手のサイズは身長181センチ、体重78キロ。あの南海キャンディーズのしずちゃんとほとんど同じなのです。
WIBFヘビー級タイトルマッチ
○ナターシャ・ラゴシーナ(ロシア/ドイツ)
8回KO
×パメラ・ロンドン(ガイアナ)
ナターシャ・ラゴシーナ選手がKOで勝利。WIBFヘビー級タイトルを獲得し、ベルトのコレクションを6本に増やすとともに2階級制覇に成功しました。
今回の試合の結果、両者の戦績は以下のようになります。
WIBFヘビー級世界王者
WBC/WBA/WIBF/WIBA/GBUスーパーミドル級世界王者
ナターシャ・ラゴシーナ 22戦22勝13KO
WBCヘビー級インターナショナル王者
パメラ・ロンドン 11戦6勝4敗1分1KO
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