Boxing
2010年3月26日(金)アメリカ ニューメキシコ州 イスレタ・カジノ&リゾート
WIBAライトウェルター級タイトルマッチ 10回戦
王者 ホリー・ホルム(アメリカ)
VS
挑戦者 チベール・ホールバック(アメリカ)
昨年12月にメリッサ・ヘルナンデス選手との『パウンド・フォー・パウンド最強決戦』が組まれながら、直前のトラブルで試合が消滅するという事件の当事者となってしまったホリー・ホルム選手が、事件後初の試合を3月26日におこないます。
今回はホルム選手の本来の階級であるウェルター級の王座ではなく、ひとつ軽いライトウェルター級でのタイトルマッチです。
昨年までWIBAライトウェルター級王者だったデュダ・ヤンコヴィッチ選手(ブラジル)が、指名挑戦者との試合を受けなかったためにベルトを剥奪され、かわりに彼女にKO勝ちしているホリー・ホルム選手が認定王者となっているらしく、今回はその王座の初防衛戦です。
挑戦者はIFBAライト級王者のチベール・ホールバック選手。このふたりの対戦は以前にもおこなわれており、3年ぶりのリマッチとなります。前回は判定でやぶれているホールバック選手ですが、その実力はまちがいなく世界のトップクラス。
ホールバック選手はレイラ・マッカーター選手、ボニー・カニーノ選手、風神ライカ選手、ベリンダ・ララクエンテ選手などのそうそうたるメンバーに勝ちをおさめ、数々の名勝負を残していますが、なかでもベスト・ファイトと言われているのはメリッサ・ヘルナンデス選手との2008年の死闘。
アマボクシングでゴールデングローブに輝く優れたテクニックに意表を突く変則スタイルを融合させたヘルナンデス選手と、それに匹敵するワザの冴えを見せるホールバック選手の激突は、まさしく「これこそボクシング!」と言える素晴らしさ。
緊張感あふれる試合展開の中にヘルナンデス選手の『カエル飛び』や、ホールバック選手の『ノールック』がちりばめられ、最高にスリルのある一戦となっています。日本では内藤大助選手の『ノールック・フック』が有名ですが、ホールバック選手も相手から顔をずらしぎみで戦うノールック・タイムを時々つかいます。
それでは、その試合の動画をノーカットでごらんください。
2008年2月IFBAライト級王者決定戦
チベール・ホールバック vs メリッサ・ヘルナンデス
(動画がカクカクするときは、動画ウィンドー右下の480pを360pにしてみてください)
最後の部分にフレディー・ローチ氏とアナ・フラトン選手の姿が映っていますね。
WIBAウェルター級スーパー王者
WIBAライトウェルター級スーパー王者
ホリー・ホルム(アメリカ)30戦26勝1敗3分7KO
IFBAライト級王者
チベール・ホールバック(アメリカ)35戦27勝5敗2分11KO
WIBAスーパーフェザー級王者
メリッサ・ヘルナンデス(アメリカ)15戦12勝1敗2分4KO
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