Boxing
2011年5月8日(日) 後楽園ホール
スーパーフライ級6回戦
石川範子(イマオカ)赤
VS
稲元真理(熊谷コサカ)青
2009年12月以来のリマッチとなるこの二人の対決。前回は稲元選手が3-0の判定勝ちをおさめています。
第1ラウンド 両者ともジャブをていねいに打ちながら試合をスタート。石川選手のほうがやや手数が多くて積極的に見えます。
第2ラウンド 基本に忠実にアップライトに構える石川選手に対し、前後左右に自由に動きながら構え方も常に変化する稲元選手。両者ともにアグレッシブで互角のラウンド。
第3ラウンド 両者ともいい動きを見せて試合が盛り上がっていきます。石川選手がキレのいいジャブに加えて右ストレートも効果的に決めはじめてペースを掴んだ印象。
第4~第5ラウンド 稲元選手が意表をつく動きからヒットを奪いますが、石川選手も打たれると即座に打ち返す展開で試合は激しさを増していきます。接近戦からクリンチになる場面が増えますが、その間も試合のペースの奪い合いという見えない戦いが続いているため膠着感はまったくありません。
第6ラウンド この回も激しい攻防。どうしても泥臭いどつき合いになりがちな接近戦でも、両者とも冷静に、しかも強気に打ち合う姿勢が印象的。
判定は割れて、二者が支持した石川選手が勝利。敗れた稲元選手はこれで直近3連敗。しかし、いずれも好試合の結果の判定負けなので次の試合も自信を持って戦ってほしいと思います。両者ともに前回の対戦から大きく進化した見応えのあるリマッチでした。
スーパーフライ級6回戦
○石川範子(イマオカ)
2-1
×稲元真理(熊谷コサカ)
石川範子選手の判定勝利。
(59-56、58-57、57-58)
今回の結果を含む両選手の戦績は以下のとおりです。
石川範子 いしかわのりこ(イマオカ)9戦7勝1敗1分1KO
稲元真理 いなもとまり(熊谷コサカ)7戦3勝4敗
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