Shoot Boxing
2012年6月3日(日)東京 後楽園ホール
SHOOT BOXING2012 ~Road to S-cup~ act.3
Girls S-cup-53.5kg級トーナメント
53.5kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3ラウンド 延長無制限
高橋藍 たかはしあい (シーザージム)
VS
神風莉央 かみかぜりお(神風塾)
赤コーナーはSB女子王者の高橋藍選手。赤いベルトとともにリングインです。
対する高橋選手はあきらかにピリピリした空気をまとって緊張MAXな感じ。
第1ラウンド オープニングショットは神風莉央選手の思い切りのいい前蹴り。これをまともに受けてしまった高橋選手、瞬間的に足の力が抜けてその場に正座するように両膝をついてしまいます。
ダメージは無く、ダウンにもなりませんでしたが、これは体に力が入り過ぎている証拠。精神的に余裕がないのでしょうか?なんかリング上にヤバい空気が漂っています。
しかしこんなことで試合の主導権を明け渡す高橋選手ではありませんでした。すぐさまパンチでロープ際まで詰めると右ストレートでお返し。
今度は神風莉央選手が尻もちをつく形でダウン。カウントはエイト。
立ち上がってリスタート。両者、中間距離で打ち合いとなりますが、どちらも相手の正面に立ち過ぎ…
などと思っているところに神風選手の左ストレート。高橋選手の腰が一瞬落ちかけます。
神風莉央選手はさらに高橋選手のサイドに組み付く形から投げを仕掛けますが、これは崩しが不十分でうまくいかず。
しかし、どちらが優勢か分からないような不安定な感じはラウンド中盤まで。高橋選手が持ち味の左のパンチとキックから右ストレートにつなぐ攻撃を見せると手数が減ってくる神風選手。
神風選手の前蹴りを不用意に受けてしまう悪いクセはそのままながら、高橋選手は組み付いてからのヒザ攻撃というパターンで試合の流れをつかみます。
神風選手の頭が下を向いた一瞬を逃さず高橋選手がフロントチョーク。これで高橋選手はキャッチポイント1を獲得。
そこで、高橋選手は距離を置かずに首相撲に持ち込んでのヒザ蹴り。
出てこない神風選手にアッパーを入れつつ組み付いてヒザという手堅い攻め。試合の行方が見えてきました。
第3ラウンド パンチやローキックでの攻撃ではどうも結果が出ない神風選手は…
組んでのヒザ、あるいは投げに活路を求めますが、いずれも不発で攻めあぐみます。
キックには光るものがありますがそこから先につなげない神風選手。
打ち合いでは形勢不利と見た神風莉央選手が組み付きばかりになってしまったところで試合終了。
相変わらずのヒザの強さは見せたものの、どこかぎこちなく安定感に欠けたイメージのSB女王高橋選手。トーナメント決勝に向けて課題を残した試合となりました。
Girls S-cup-53.5kg級トーナメント
53.5kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3ラウンド 延長無制限
○高橋藍 たかはしあい (シーザージム)
判定 3-0
×神風莉央 かみかぜりお(神風塾)
高橋藍選手の判定勝利
(神風莉央選手1ラウンドにダウン1回)
(2ラウンドに高橋選手がキャッチポイント1獲得)
勝者の高橋藍選手は、魅津希選手と8月のGirls S-cup決勝で53.5kg級トーナメント初代王者のベルトをかけて戦います。
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