ボクシングの女王レギーナ・ハルミッヒ選手の親友で、いっしょにCDをリリースしたこともあるメタル界のクイーン、ドロ・ペッシュさんが新譜『レイズ・ユア・フィスト Raise Your Fist In The Air 』を発表。このアルバムにはモーターヘッドのレミーさんも参加。日本版も正式発売が間近に迫っています。
本日は新譜の発売に先駆けておこなわれたインタビューの抜粋とオフィシャルPVをご紹介しましょう。
最近どうしています?
「わたしはいまパリに住んでいてとってもハッピーだわ。新しいレコードも出るしツアーも11月から始まる。
わたしは先週映画の撮影から帰ってきたところ。『アノックAnuk – Der Weg des Kriegers(2006)』のパート2ね。わたしはこの映画のサントラも何曲か書いてるわ。
いろんなことが同時進行していてとってもエキサイティングだわ。」
あなたの曲には現状に抗議する精神が見られるが何に対して戦えと言いたいのですか?
「わたしはここ10年以上も世界中をツアーして見てきた経験から、人々の暮らしはよりハードになってきていると言わなければなりません。しっかりと生きていくことがだんだんと困難になっているのよ。だから、拳をあげて自由とポジティブなものを守るために戦わないとね。
音楽はいつでも国を越えた言葉だと思う。音楽の絆はわたしたちを強くし、どんなにつらい時でも生き抜く力となるわ。」
戦いはあなたにとってのメインテーマですよね。
「そうよ。それはだれにとっても同じことでしょう?わたしはずっと好きなように生きてきた。でも、ある国ではそれはとても難しいということをツアーの合間に見て知っている。自分が自分のなりたいものになることや、自分の可能性を全部引き出すような生き方に対して、あまりにも多くの弾圧や、不公正があって、たいへんな状態なのよ。本当にキツい状態だわ。」
あなたはむかしレギーナ・ハルミッヒ選手のために『She’s Like Thunder』という曲を書きましたが、スポーツ好きのあなたはロンドンオリンピックをたくさん見たんじゃないですか?
「もちろんたくさん見たわ。撮影や、ツアーや、サマーフェスの合間に出来る限りたくさん見たわ。
わたしはいつでもスポーツからインスパイアされているの。人が持てる力をフルにぶつけ合う競技を見るのが大好き。
わたしの友達のレギーナ・ハルミッヒは13年もの間、ボクシング王者だった。彼女はわたしに多くのことを教えてくれたわ。自分を厳しく律することや、なにかに打ちのめされたときにいかにして早く立ち直るかということを、ね。わたしたちはお互いにインスパイアしあう関係なのよ。」
インタビュー英語版全文はこちら
レイズ・ユア・フィスト Raise Your Fist In The Air
わたしは感じる この世の中のあまりの不正 不公平を
みんなが生まれたこの世界は
やるかやられるかの汚い世界
なにかのキッカケで もう安全には暮らせなくなる
あの野獣どもを始末しなければ
あいつらをすべて倒さなければ
生きている限りは戦うのよ
拳を高く振り上げろ その拳を空中高く
拳を高く振り上げろ その拳を空中高く
わたしたちは奴らを追う猟犬 炎の猟犬さ
拳を高く振り上げろ その拳を空中高く
拳を高く振り上げろ その拳を空中高く
わたしたちは炎の猟犬 やつらをどこまでも追いつめる
わたしは死ぬまで戦いをやめない
生きるためには戦うしかない
わたしは深く確信している わたしは大丈夫
そして すべては自分しだいなんだ
この世を変えるか そのままにするか
自分の立ち位置を示し そして味方に手を貸そう
戦おう 死ぬまでいっしょに戦おう
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