Boxing
2013年3月3日(日)東京 後楽園ホール
G-Legend 5
ミニフライ級 6回戦
花形冴美(花形)青
VS
池原シーサー久美子(フュチュール)赤
『G-Legend タイトル』などという実にあやしい6回戦王座決定戦に認定されているこの試合ですが、戦うふたりはあやしくありません。青コーナーはプロ11戦で7勝の花形冴美選手。赤はアマ出身でプロ3戦2勝の池原シーサー久美子選手。
第1ラウンド いつもの直線ファイトで前進する花形選手。池原選手は正確な左で迎撃。
1分40秒を過ぎた頃、花形選手の左がようやく命中。さらに追撃をかけようと打っていきますが…
第2ラウンド 両選手とも常に動きながら手を出し合うスピーディーな打撃戦。なかなか相手をとらえることができませんが…
しかし、手数でも命中率でも池原選手の左が存在感を見せ、花形選手はなかなか攻め込むことが出来なくなります。
第4ラウンド 花形選手は再び強硬な姿勢で打ちかかり、あまりいい形ではありませんがヒットを奪います。
池原選手も負けじと前に出ます。けれども、いいパンチは最初だけで、あとは距離が近付き過ぎてボクシングになりません。
第5ラウンド この回も気持ちと体が前に出過ぎて押し相撲のようになってしまう両選手。
終盤、乱打戦の中で花形選手のワイルドな左が池原選手の顔面をとらえるものの、ダメージを与えるまでには至らず。
第6ラウンド 最終回、リング中央で向かい合った両選手は中間距離で正面からの打ち合い。
花形選手のパンチもヒットする一方、速いテンポでインサイドから直線的に打つ池原選手のパンチが、手数と正確性で印象的。左右の振りで打つ花形選手に比べ、前へのインパクトとパワーを感じさせる池原選手のパンチのほうがポイントになるでしょう。
初めての6回戦で、プロ経験に勝る相手に勝利したことは池原シーサー久美子選手の大きな自信になると思います。
ミニフライ級 6回戦
×花形冴美(花形)青
判定 0-3
○池原シーサー久美子(フュチュール)赤
ユナニマスデシジョンで池原シーサー久美子選手が勝利。
この結果、両選手の戦績は以下のようになります。
花形冴美 はながたさえみ(花形)12戦7勝4敗1分3KO
池原シーサー久美子 いけはらしーさーくみこ(フュチュール)4戦3勝1敗2KO
関連記事 急遽誕生 公式の日本王座とは別個の存在 謎のボクシング女子王座『G-Legend王者』とは何なのか? ボクシング女子
コメント