Boxing
２０１３年３月１２日（火）東京 後楽園ホール
スーパースピリットファイティング Ｖｏｌ．８
６０kg契約 ８回戦
風神ライカ（竹原＆畑山／ＯＰＢＦライト級王者）
ＶＳ
クリスティナ・サンチェス（メキシコ）
ＯＰＢＦ東洋太平洋ライト級チャンピオン風神ライカ選手（竹原＆畑山）のこの日の対戦者はメキシコのクリスティナ・サンチェス選手。
ジャブを打って来る相手にライカ選手はバックステップで距離を置きます。
サンチェス選手は単発で打つ場合ならそうは崩れないのですが…
連打をしようとするとフォームがメタメタに崩れてロボコンパンチ状態… 。ライカ選手の相手としてリングに上がれるようなスキルは一切ありません。これは激しいミスマッチ。
ライカ選手のパンチは打てば高確率で当たりますが、この日のライカ選手は１～２発当てては下がって様子を見ることの繰り返し。なかなか倒しにいきません。
そのまま７ラウンドまで同じ状況で何も進展は無く…
最終８ラウンドにはさすがにガンガン前に出るライカ選手でしたが、
サンチェス選手はライカ選手の攻撃をクリンチでつぶして時間かせぎ。
試合は大差で風神ライカ選手の判定勝利。
まったく覇気の感じられない８回戦を目にしてライカ選手のコンディションなどを色々心配してしまいましたが、どうやらそれは思い過ごしで、実際はライカ選手陣営はこの試合を実戦でのチェックとか調整に使っていたようです。それであえて倒しにいかなかったようです。
しかし、この日の相手はあまりにレベルが低く、チェックや調整の役に立ったかどうかは大いに疑問。
それに第一、このようなレベルの低い内容をフルラウンド見せられるお客のほうはいい迷惑です。
この日初めてライカ選手を見たお客さんは、次も見たいと思うでしょうか？
チェックやテストも見応えがあるものならＯＫですが、今回は話は違います。明らかにミスマッチであることはライカ選手陣営は序盤の短時間で気が付いたはず。そういう場合は相手がボロを出す前にぶっ倒し、豪快なＫＯ劇として片付けてしまうのがプロ興行のセオリーでしょう。
外国人選手は実際に見てみるまでは当たりかハズレかはわかりませんが、ハズレ選手であることがわかった場合はそれをお客さんに気付かれる前に試合を終わらせることがベストです。キックや総合などではそうやって自分たちの大会を守っています。
そういうところに気を使わないと、人気スポーツには成れないと思います。お客さんはお金と時間を使って会場に来てくれているのです。
６０kg契約 ８回戦
○風神ライカ（竹原＆畑山／ＯＰＢＦライト級王者）
判定 ３－０
×クリスティナ・サンチェス（メキシコ）
風神ライカ選手がユナニマスデシジョンで勝利
（７９－７４、７９－７４、８０－７４）
この結果を含む戦績は以下のとうりです。
風神ライカ ふうじんらいか（竹原＆畑山）３３戦２５勝７敗１分１０ＫＯ
クリスティナ・サンチェス（メキシコ）
（戦績はＪＢＣ公認以前からの通算です）
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