Boxing
2013年5月31日(金)東京 後楽園ホール
DANGAN73
49.8kg契約ウェイト 4回戦
林田晶子 はやしだしょうこ(SRS)
VS
比嘉由希子 ひがゆきこ(川崎新田)
赤コーナーに登場は川崎新田ジムの比嘉由希子選手。昨年3月にデビューして今回が2戦め。初勝利を目指しキリッと口をむすんで厳しい表情です。
キック/ムエタイでは海外で世界王座に挑戦するなどの実績を残す林田選手ですが、ボクシング転向後は2連敗中。それが表情を曇らせてるのか、あるいは試合に集中しているのか、観客席にもアピール控えめでうつむき気味。
そこに間髪を入れずアッパーを当ててきた林田選手。なかなか調子は良さそう。
林田選手は後退しながらもジャブ、フック、アッパーで連続ヒット。
パンチの狙いが正確で無駄打ちが無く、テンポも速いのでたちまち試合の主導権を取ってしまいます。
このままではおけない比嘉選手、勇気を持ってインサイドから当てていくのですが、手数の不足は否定出来ず、初回から旗色がすぐれません。
第2ラウンド この回も前に出続ける比嘉選手を、下がりながらもアッパーで迎え撃つ林田選手。
決して棒立ちと言うわけではなく、相手の攻撃をかわす意識は持っている比嘉選手。
それでも、打ちに行く瞬間と、打ち終わりには、林田選手のショートパンチのマトになってしまう場面が続きます。
この距離では比嘉選手のストレートも生きますが、もっと詰まると林田選手のショートの距離になってしまうのです。
キック時代のスイング系のビッグパンチは影を潜め、コンパクトなアッパーやフックを絶え間なくつなげていくスタイルに変貌した林田選手。
第3ラウンド ゴング直後から積極的に詰めて来る比嘉選手を、そのままバックステップでロープ近くまで誘い込んで打ち崩す林田選手。
ショートの左フック、右アッパー、右ストレートで上下左右に揺さぶりながら命中弾の雨。
0分31秒、レフリーが試合を止め、林田晶子選手がTKO勝利。
49.8kg契約ウェイト 4回戦
○林田晶子 はやしだしょうこ(SRS)
TKO 第3ラウンド 0分31秒
×比嘉由希子 ひがゆきこ(川崎新田)
レフリーストップTKOで林田晶子選手の勝利
正面から接近戦を仕掛けて来る比嘉選手に対し、林田選手が精度の高いショートフックとアッパーカットを大量に命中させてレフリーストップ勝ちを呼び込みました。比嘉選手の前に出る勇気と、ひとつひとつを丁寧に打つ姿勢は好印象ですが、ボクシング以前にも長い格闘キャリアを持つ林田選手には分が悪かったようです。
この結果、両選手の戦績は以下のようになります。
林田晶子 はやしだしょうこ(SRS)3戦1勝2敗1KO
比嘉由希子 ひがゆきこ(川崎新田)2戦2敗
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