Boxing
2013年7月6日(金)ドイツ ドルトムント
WBAフライ級正規/暫定王座統一戦 10回戦
正規王者 カリーナ・モレノ(アメリカ)赤/金のトランクス
VS
暫定王者 スージー・ケンティキアン(ドイツ)黒/白のトランクス
7月6日にドイツでWBAフライ級王者のカリーナ・モレノ選手と前王者のスージー・ケンティキアン選手のリマッチがおこなわれました。
ケンティキアン選手は昨年、同王座の防衛戦でモレノ選手に僅差の判定で敗れましたが、動画で見る限りケンティキアン選手の勝ちか、悪くてもドローという内容で、いわゆる「疑惑の判定」でした。
ケンティキアン選手はモレノ選手との再戦の権利を得るため、2月にベルギーのサナエ・ジャー選手に勝利してWBAフライ級暫定王座を獲得。このたび、正規/暫定王座統一戦としてモレノ選手との再戦に漕ぎ着けたものです。
試合はご覧のとおり、ちょっとでもスキを見せたほうが打たれるという緊張に満ちた10ラウンド。
結果は、ユナニマスデシジョンでケンティキアン選手の勝利となりました。内容的にはモレノ選手も決して悪くはなく、パウンドフォーパウンド最強と言われた実力を感じさせる接戦でしたが、要所要所でケンティキアン選手のたたみ込むようなコンビネーションが光っていたようです。
これで『キラークイーン』と恐れられた絶対王者の輝きを取り戻せそうなケンティキアン選手ですが、無敗を誇り、人気も絶頂だった頃に時おり感じられた「負けることへの恐怖」みたいなものが完全に姿を消し、いい意味で開き直った感じの堂々とした風格が出て来たと思います。ヤングスターと言われていた彼女も25才。第二の絶頂期に向かって大きな一歩を踏み出したようです。
WBAフライ級正規/暫定王座統一戦 10回戦
×正規王者 カリーナ・モレノ(アメリカ)
判定 0-3
○暫定王者 スージー・ケンティキアン(ドイツ)
(94-96、93-97、93-97)
この結果、両選手の戦績は以下のようになります。
カリーナ・モレノ(アメリカ)29戦23勝6敗6KO
スージー・ケンティキアン(ドイツ)34戦31勝2敗1無効試合16KO
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