ルンピニースタジアムでまさかの女子マッチ？　１ラウンド制ムエタイトーナメントを男女１０階級で開催？　ムエタイ女子

　MuayThai

２０１５年３月１６日～１７日タイ　バンコク　ルンピニースタジアム
WMF 1 Round Knock Out Super8 Marathon

チョンマニー・ソー・テヒラン（タイ）ほか

　まだまだ不明点が多いイベントなので未確認情報としてお伝えします。なんと、ルンピニースタジアムで女子参加のトーナメント戦が開かれるというニュースです。

　ご存知のとおり、ムエタイの二大聖地であるラジャダムナンとルンピニーの両スタジアムのリングは女人禁制で、選手であろうと、来賓であろうと、ラウンドガールであろうと、あらゆる女性の立ち入りは禁止されています。リングに触れることさえ禁止です。

　そんなルンピニースタジアムの来月のビッグイベントのポスターに大々的に女子選手たちが並んでいるのでびっくり。

　日本ではほとんど伝えられていませんが、実はルンピニースタジアムは昨年の新築移転のあと、交通の便が非常に悪くなりましたし、入場料も値上げされ、集客には苦戦しているようです。

　なにしろ地下鉄が通っていないところなので、交通機関は車だけ。試合開始時刻が夕方の渋滞にあたっているため市の中心部からでも１時間以上は軽くかかってしまうという不便さ。

　しかも、ビッグマッチの日の外国人入場料は３，５００バーツ（約１３，０００円）という高額に設定され、とても気軽に行けるところではありません。ルンピニーからのテレビ中継を見ても客席ガラガラなのがハッキリわかり、新築の費用なども考えると、ルンピニー存続のピンチという声も不思議ではありません。

　そんなわけで、なにか新企画をということでしょう、今回発表されたのは、全１０階級でおこなわれる１ラウンド制のトーナメント。各階級８人で総勢８０人の選手を集める大イベントです。

　まだこれ以上のことはアナウンスされていませんが、ポスターには『エンジェル・ファイト』関連の女子選手がならび、主催者も『エンジェル・ファイト』に力を入れているＷＭＦさんなので、全１０階級のうちのいくつかが女子階級である可能性はあります。

　しかし、タイのポスターが事実と違うことは珍しくありませんし、チョンマニー選手の写真が二ヶ所に登場しているなど、どうもあやしい感じもあります。また、場所がルンピニースタジアムとは書いてありますが、実際はスタジアム前特設リングというオチがないとも言えません。

　日本の大相撲の土俵と同じで、二大スタジアムのリングの女人禁制は絶対ですから、簡単には聖地のリングは解放されないと思うのですが。

　それにしても、ムエタイで、１ラウンド勝負って、どんなんですかね？

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