観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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ライライ VS ジャッキー、プローイデーン VS サーオソーンケーウ ほか 全6試合 結果 バンコク・ロイヤルターフ Queen’s Birthday Celebration ムエタイ女子

 Muay Thai

2015年8月11日(火) タイ バンコク ロイヤルターフクラブ
2015 Queen’s Birthday Celebration

 完全に9月になってしまいましたが、熱く燃え上がった8月のクイーンズ・バースデイ関係の結果を少しずつ復習していこうと思います。まず、8月11日にバンコクのロイヤルターフクラブで開かれたムエタイマッチには、リトルタイガー選手の試合をはじめ、女子の試合は全部で6つありました。

 そのうちの3つはすでにご紹介していますので、きょうは残りの3つをご覧下さい。

126ポンド(57kg)契約 2分3R
ライライ(中国)赤
VS
ジャッキー(タイ?)青

Lailai Jackky
 最初の試合はライライ選手とジャッキー選手の3回戦です。赤のライライ選手は中国からの出場。事前情報では青コーナーはスイス選手の出場が予告されていましたが変更になり、代わりにジャッキー選手が登場。ということでジャッキー選手のプロフィールが不明なのですが、たぶんタイ人だと思われます。

 「最近はどこの国の選手もタイ・スタイルを身につけてからタイに乗り込んでくる」と当ブログでは先日書いたばかりですが、中国だけは例外で(苦笑)ちゃんとムエタイスタイルを身につけている選手はごく少数。暴風ファイトで有名なゴン・ヤンリ選手をはじめとして、独自スタイルの選手が目立ちます。

Jackky vs Lailai
Jackky vs Lailai
Jackky vs Lailai
 赤のライライ選手もゴン・ヤンリ選手と同系統のファイターで、振り回すような豪腕で襲いかかりますが、ジャッキー選手も応戦して激しいファイトとなりました。

 ↑ ↑ 動画をご覧下さい。Lailai vs Jackky


 第1ラウンドはパンチの急襲でライライ選手がペースを握ります。先手を取られてしまったジャッキー選手は、このままズルズル押されてしまうのかと思われましたが、第2ラウンドからはこちらもパンチで逆襲。

 身長とリーチを生かした強烈なストレートを効かせて、形勢逆転となります。

 しかし、最終ラウンドに通常のムエタイスタイルに戻そうとしたところをライライ選手が再度嵐のようなパンチで盛り返し、そのまま判定に持ち込んで勝利。荒削りながら面白い試合でした。

Lailai
126ポンド(57kg)契約 2分3R
○ライライ(中国)
判定
×ジャッキー(タイ?)
ライライ選手の判定勝利
August 11th 2015 at Royal Turf Club in Bangkok, Thailand
-126lb 3x2mins Muay Thai rules
Lailai(China) won over Jackky(Thai ?) by decision

Rungnapha Kulaapkaaw
47kg契約 2分5R
ルンナパー・ポー・ムアンペッチ(タイ)赤
VS
クラープカーオ・サーカシット(タイ)青

 女子の2試合目はルンナパー選手とクラープカーオ選手。クラープカーオ選手は以前にボクシングで来日したクラブカーオ選手や、MBKに出場したクラッカーオ選手とほとんど同じ名前ですが、別人のようです。タイではリングネームがかぶっている選手も多いですね。

Rungnapha vs Kulaapkaaw
Rungnapha vs Kulaapkaaw
 この試合はキックと首相撲を主体にしたオーソドックスなファイトとなりました。

Rungnapha vs Kulaapkaaw
Rungnapha vs Kulaapkaaw
 実力が拮抗した両者が真正面から技を競いますが、首相撲で少しずつ優位に立ったルンナパー選手が後半にヒザの連打を見せて判定勝利。

Rungnapha
 とても若そうな二人ですが基礎の技術がしっかりしているので観戦は楽しめました。両選手とも今後の成長に期待出来ます。

47kg契約 2分5R
○ルンナパー・ポー・ムアンペッチ(タイ)
判定
×クラープカーオ・サーカシット(タイ)
ルンナパー選手の判定勝利
-47kg 5x2mins Muay Thai rules
Rungnapha(Thai) won over Kulaapkaaw(Thai) by decision

Ploydeng Sawsongkew
49kg契約 2分3R
プローイデーン・ソー・タワンルン(タイ)赤
VS
サーオソーンケーウ・シッサルワッチ(タイ)青

Sawsongkew vs Ploydeng
 プローイデーン選手とサーオソーンケーウ選手はどちらも20代はじめぐらいでしょうか。もう、技や試合運びが本当にサマになっていて、プロだなあという感じでした。

Sawsongkew vs Ploydeng
Sawsongkew vs Ploydeng
 蹴りと組みがメインのいかにもムエタイというファイトスタイル。キックは速く、高く、また、組んだあともふたりとも動き続けるのでまったく目が離せません。

Sawsongkew vs Ploydeng
Sawsongkew vs Ploydeng
 そして、一番印象的なのは気の強さ。両者ともいいのを一発もらうとその直後に必ずやり返します。素晴らしいですね。

Sawsongkew
 試合は最終ラウンドに相手を投げ倒すなどで優位に立ったサーオソーンケーウ選手が勝利しましたが、このふたりを来日させたら日本の中堅は苦戦するだろうなと思いました。

49kg契約 2分3R
×プローイデーン・ソー・タワンルン(タイ)
判定
○サーオソーンケーウ・シッサルワッチ(タイ)
サーオソーンケーウ選手の判定勝利
-49kg 3x2mins Muay Thai rules
Sawsongkew(Thai) won over Ploydeng(Thai) by decision

  既報の3試合の結果は以下のとおりです。

モニカ ・ブレネースVS ノーンノック
ムエタイ 127ポンド契約体重 2分5R
×ノーンノック(タイ)
判定
モニカ・ブレネース(コスタリカ)
モニカ選手の判定勝利
-127lb 5x2mins Muay Thai rules
Monica Brenes(Costa Rica) won over Nongnok(Thai) by decision

リトルタイガー VS プンサイアーム
ムエタイ 101ポンド契約体重 2分5R
プンサイアーム(タイ)
判定
×リトルタイガー(日本)
プンサイアーム選手の判定勝利
-101lb 5x2mins Muay Thai rules
PhungSiam(Thai) won over Little Tiger(Japan) by decision

ノーンナット VS イルハム・シタン
Ilham Sitan
WPMFスーパーフェザー級王座決定戦 2分5R
×ノーンナット(タイ)
判定
イルハム・シタン(モロッコ)
イルハム・シタン選手が判定勝利でWPMFスーパーフェザー級タイトルを獲得しました。
WPMF Super Feather weght -130lb Title 5x2mins
Ilham Sitan(Morocco) won over Nongnat(Thai) by decision

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コメント

  1. クルスフィックス より:

    中々、興味深い試合の連続ですね。2つめ以降は動画じゃないけど、写真と文章で、緊迫感が伝わってきます。どの写真もポイントを押さえてる気がします。ルンナパー・ポー・ムアンペッチ選手の踵の上げ具合、膝蹴り、サーオソーンケーウ選手の左ミドル、リトルタイガー選手の右ミドル、いずれもウイニングショットみたいですね。迫力があります。是非、皆さんに来日して試合して貰いたいですね。

    ただ、ちょっと気になったのは、ライライvs.ジャッキー戦の女性レフリー。
    同じタオルで、両者の汗が噴き出てる体を拭くのは、後から拭かれた方の選手の側からしてみれば、不快なんじゃないかな?って思いました。

  2. queens of the ring より:

    >クルスフィックスさん
    そのタオルが正面のロープにひっかかっちゃて、どうなることかと思われましたが、ゴング係のひとがはずしてくれました。手に持っているのはゴング(というかベル)を叩くハンマーです(笑)。

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