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古川夢乃歌アルゼンチン遠征 IBF女子世界フライ級タイトルマッチ レオネーラ・パオラ・ユディカ(ジュディカ) VS 古川夢乃歌 結果&ノーカット動画 ボクシング女子

 Boxing

2017年10月13日(金)アルゼンチン・サンファン

IBF女子世界フライ級タイトルマッチ 10回戦
王者 レオネーラ・パオラ・ユディカ(アルゼンチン)
VS
挑戦者 古川夢乃歌 ふるかわゆのか(WBAライトミニマム級女子世界王者/ワタナベ)

 現地時間で10月13日(日本時間では14日)に、ワタナベジムの古川夢乃歌選手がIBF女子フライ級世界王者のレオネーラ・パオラ・ユディカ選手のベルトに挑戦しました。

 古川夢乃歌選手自身も世界王者でWBAの最軽量級のベルトを持っていますが、今回は自身の階級から3つも上げての挑戦です。けれども、向かい合ったところを見ればわかりますが、両者の体格はほとんど同じです。


 古川選手に限らず日本の選手は自分の体格よりも下でやる傾向があって、一般的に減量しすぎなんですよね。海外の選手はナチュラルに近いウェイトで筋肉の質と量を大切にしながら体を作っていますが、ずっと下でやってた選手が急に上げてもその階級にふさわしいパワーはつきませんから不利です。

 また、いつも言ってることですが、これまでアジア限定で戦っていて世界の選手と拳を交えたことが無い状態でいきなり世界レベルの世界王者(アジアレベルの世界王者では無いという意味です)に挑むのはあまりにも無謀。技術レベルが違いすぎます。

 3回あたりから一方的に打たれ、見せ場を作られ、実力差を見せつけられるままで、全ラウンドが過ぎて行きました。100-90をつけられても当然の内容だと思います。

 でも、これは古川選手個人のせいではないのです。あまりにもぬるま湯で、選手に楽をさせすぎる日本の女子ボクシング業界の体質、そして、まともな外人女子選手を適正なファイトマネーで呼ぶマッチメーカーがいない(そのため安いアジアの素人さんを呼ぶしか無い)という悲惨な環境がすべての元凶なのです。

 古川選手は日本の業界ではいい外人選手を呼べないことを知っていたので、安易なインチキ外人との前哨戦を組まれるよりはジムでの練習に時間を使うという判断をして、10ヶ月間一度も試合が無いまま本番に臨んだのです。悲惨な話です。

IBF女子世界フライ級タイトルマッチ 10回戦
○王者 レオネーラ・パオラ・ユディカ(アルゼンチン)
判定 3-0
×挑戦者 古川夢乃歌 ふるかわゆのか(WBAライトミニマム級女子世界王者/ワタナベ)
レオネラ・パオラ・ユディカ選手の判定勝利
(100-90、100-90、99-91)

レオネーラ・パオラ・ユディカ(アルゼンチン)16戦13勝3分
古川夢乃歌 ふるかわゆのか(ワタナベ)13戦9勝(うちタイ人1)2敗2分6KO(うちタイ人1)

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