観客席視点からの立ち技系女子格闘技
スポンサーリンク
スポンサーリンク

グローブ無しのムエタイ ムエカッチュアッ(ムエカッチュアー) マーマイ〔ホンカーオ〕 VS シルヴィー・フォン・デューグラス・イトゥー 結果&ノーカット動画 ムエタイ女子

 Muay Thai

2017年11月3日(金) タイ バンコク
サイアム・カッチュアッ

ムエカッチュアッ 52kg 2分5R
マーマイ・トー・ラッタラーン〔ホンカーオ〕(タイ)
VS
シルヴィー・フォン・デューグラス・イトゥー(アメリカ)

 ムエタイはもともと戦場での格闘術として発達したもので、素手でおこなわれていました。そのころのムエタイを現代ムエタイと区別して古式ムエタイといいます。

 古式ムエタイはまたの名をムエカッチュアッ(ムエカッチュアー)といい、試合は手に麻ひもを巻いて戦います。カッチュアッとはひもを巻きつけるという意味なんですね。

 素手にバンテージを巻いただけで戦うミャンマーラウェイと見た目が似ているので混同されることがありますが、ラウェイでは許されている頭突きや、相手を持ち上げての投げはムエカッチュアッでは禁止なので、戦う人にとっては感覚的にかなり違う格闘技だと言えます。

 古式ムエタイ = ムエカッチュアッは近年『タイファイト』などで取り入れられて広く知られるようになり、その流れの中で生まれたのがこの『サイアム・カッチュアッ』というテレビマッチです。

 ただし、『タイファイト』ではジャッジがいて判定がおこなわれるのに対して、『サイアム・カッチュアッ』では倒すか倒されるかだけが勝敗の基準で、KO、TKO以外の試合はすべてドローになります。もともと古式ムエタイには判定はなかったそうで、『サイアム・カッチュアッ』のほうが伝統により近い形式かもしれません。このへんはラウェイと同じ価値観なのでしょう。

 赤の選手はこの試合ではマーマイと名乗っているようですが、見たところグレイシャア選手のラストマッチの相手として来日したホンカーオ選手のようですね。

 女子のこの形式の試合は珍しいので、たぶん赤のマーマイ〔ホンカーオ〕選手はこの試合がムエカッチュアッ第1戦でしょう。青のイトゥー選手は6月にもこの大会に出ているので今回が2戦目のムエカッチュアッです。

 試合は前半はマーマイ選手のミドルキックが冴えていましたが、後半はイトゥー選手の組み技の方が優勢になり、通常のムエタイルールではイトゥー選手勝利濃厚の展開でしたが、古式のルールに従い、この試合はドローとなりました。

ムエカッチュアッ 52kg 2分5R
△マーマイ・トー・ラッタラーン〔ホンカーオ〕(タイ)
ドロー
△シルヴィー・フォン・デューグラス・イトゥー(アメリカ)
KOにならなかったので勝者無し。ドロー。

関連記事 グローブ無しの立ち技格闘技 ミャンマー・ラウェイ ブロニカ VS モニカ・ブレネース 女子ミャンマーラウェイ タイトルマッチ ラウェイ女子

関連記事 ムエカッチュアッ女子 ベアナックルの戦い ジュリアナ・コスナール VS アラセリ・フォルネーラ ノーカット動画 ムエタイ女子

人気ブログランキング にほんブログ村 格闘技ブログ キックボクシング・ムエタイへ

コメント

スポンサーリンク
スポンサーリンク