Boxing
2018年2月17日(土)アルゼンチン ネウケン
IBFスーパーフライ級世界タイトルマッチ 10回戦
王者 デボラ・ディオニシウス (アルゼンチン)
VS
挑戦者 ぬきてるみ(井岡/OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者)
井岡ジムのぬきてるみ選手がIBF世界王者のデボラ・ディオニシウス選手にアルゼンチンで挑戦します。
とは言っても、ぬき選手が勝つ可能性は愛国的な目で見てもせいぜい3パーセント、ノーマルな見方をしたら1パーセントもありません。おそらくぬき選手陣営にも勝算は無いでしょう。ただ単に来たオファーを受けてファイトマネーをもらうための試合、要するにカマセ請け負いです。
ぬき選手はここ3年で5試合して勝った3試合の相手は全部タイのアルバイトさんというカマセ上げ底戦績でOPBF王者にまでなった人(OPBF王座決定戦もタイのバイトさんとのカマセ試合)。公平な目で見ればおそらく6回戦がやっとの実力で、世界王座など考えることもできません。
一方、今回戦うデボラ・ディオニシウス選手はアマ出身の基礎のしっかりした正統派で、プロ戦績は26戦全勝。持っているIBF世界王座もすでに防衛回数が10回の五つ星選手。
こんなアンバランスなマッチメイクですが、プロボクシングというのは「商売としてボクシングをやっている」ということですから、試合をしてお金になるのなら、こういうカードを受けることも有りです。
ぬき選手は昨年も強豪マリアナ・フアレス選手(メキシコ)との無茶なタイトルマッチを受けましたが、おそらくそのときのファイトマネーで過去にタイのバイトさんたちに支払ったカマセ料金はすべて回収出来ているでしょう。
ですので、今回の試合のファイトマネーでぬき選手の通算競技収益はプラスに転じるでしょう。ダメージに気を付けてしっかり外貨を稼いでください。OPBF王者の肩書きが手元にあるうちに。
バカバカしいので応援はしませんが。
デボラ・ディオニシウス (アルゼンチン/IBFスーパーフライ級世界王者 防衛10回)26戦26勝6KO
ぬきてるみ(井岡/OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者 防衛0回)11戦9勝(うちタイ人4)2敗5KO(うちタイ人4)
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