Boxing
2018年2月10日(土)メキシコ シウダー・フアレス
WBCスーパーフライ級インターナショナル王座決定戦 10回戦
ノエミ・ボスケス(アメリカ)黒/ゴールド
VS
ディアナ・フェルナンデス(メキシコ)黒/シルバー
引いた画像では背格好やパッと見の印象がそっくりなふたり。しかし、ゴールドのコスチュームがアメリカのノエミ・ボスケス選手、シルバーがメキシコのディアナ・フェルナンデス選手と色分けしてあって非常に分かりやすいです。
ボスケス選手は元WIBAインターナショナル王者の肩書きを持ち、フェルナンデス選手よりも格上ではありますが、両選手ともにルルデス・フアレス選手(マリアナ・フアレス選手の妹)に負けているという共通点があります。
そのルルデス・フアレス選手は現在WBCメキシコ王者ですが、この試合に勝った選手はWBCインターナショナル王者になれるので、一気にルルデス・フアレス選手よりも上に行ける(!)という願ってもない大チャンス。どうしてこんなことになるのか分かりませんが・・これは勝つしかないでしょう。
ボスケス選手は登録上はアメリカ選手ですが、実はプエルト・リコ系です(トランクスにプエルト・リコの国旗がついています)。伝統的にプエルト・リコとメキシコの試合は、韓国と日本の試合のようにヒートアップするので有名。この試合もボスケス選手がフェルナンデス選手を突き飛ばすと、ブーイングがおこり、レフリーは両者を落ち着かせてから時間をかけて試合再開。気を使う試合です。
試合は第2ラウンドに左右のフックでフェルナンデス選手がダウンを奪い、メヒコの観衆は大盛り上がり。
両選手ともにパワフルで積極的なボクシングですが、フェルナンデス選手はストレート、フックだけでは無く、垂直アッパー、45度アッパーなどを織り交ぜ、ディフェンスの動きも良くて優勢。
第8ラウンド、フェルナンデス選手は鋭いジャブでダメージを与え、ビッグフックでなぎ倒して2度目のダウンを奪います。ボスケス選手が懸命に起き上がって試合再開。しかし、ダメージが深くて続行は無理と見たレフリーが試合を止め、ディアナ・フェルナンデス選手がTKOで勝ちをつかみました。
スリリングな試合でしたね。
WBCスーパーフライ級インターナショナル王座決定戦 10回戦
×ノエミ・ボスケス(アメリカ)黒/ゴールド
TKO 第8ラウンド
○ディアナ・フェルナンデス(メキシコ)黒/シルバー
ディアナ・フェルナンデス選手がTKO勝利でWBCスーパーフライ級インターナショナル王座を獲得しました。
(ボスケス選手は第2及び第8ラウンドにそれぞれダウン1)
ノエミ・ボスケス(アメリカ)25戦11勝11敗3分2KO
ディアナ・フェルナンデス(メキシコ)19戦17勝2敗4KO
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