グレイス・スパイサー VS マリー・マクマナモン　ロアー・コンバット・リーグフライ級王座決定戦　ノーカット動画　ムエタイ女子

　Muay Thai

２０１７年１０月１４日（土）イギリス　ワトフォード
Roar Combat League

ロアー・コンバット・リーグ　フライ級ブリティッシュ王座決定戦　３分５Ｒ
グレイス・スパイサー（イギリス）青コーナー
ＶＳ
マリー・マクマナモン（イギリス）赤コーナー

　昨年１０月にロンドンで開かれたムエタイイベント『ロア・コンバット・リーグ』のタイトルマッチ動画。青は昨年５月に来日してＫＡＮＡ選手と戦ったグレイス・スパイサー選手。彼女は２０１４年にＷＢＣムエタイのインターナショナルの王座を獲った実績があります。赤のマリー・マクマナモン選手はついこの間まで１ラウンド９０秒の初心者ルールで戦っていたので、これがもちろん初めてのタイトル戦。

　これまでのキャリアでは圧倒的にスパイサー選手ですが、彼女は小柄でマクマナモン選手は大きいので、両選手が向かい合うとかなりの身長差。

　そして、マクマナモン選手は身長で有利なだけではなくて非常に動きがいい。ローキックと前蹴り、綺麗なストレートでスパイサー選手を遠ざけます。

　が、スパイサー選手も実力を発揮。機会は少ないながらも接近すれば明らかに一枚上手。

　両選手ともに反応が速く、実に締まった緊張感のある試合です。

　マクマナモン選手のリーチとスキの無い動きに手こずりながらも、スパイサー選手の連続回し蹴りや相手の蹴りをキャッチしてからの攻撃、組み技の強さなどはさすが。ＫＡＮＡ選手との対戦ではＫ１ルールであることと、ＫＡＮＡ選手のパフォーマンスの高さ（おそらく彼女のこれまでのベスト）のために良いところを見せられなかったスパイサー選手でしたが、この試合では質の高いムエタイを見せています。

　接戦が最後まで続く３分５ラウンドの結果は、マクマナモン選手がユナニマスでの判定勝利。はじめてのチャンスを生かしてフライ級ブリティッシュ王者となりました。派手な場面はなかったけれども、結果の予想がつかない良い試合でした。

ロアー・コンバット・リーグ　フライ級ブリティッシュ王座決定戦　３分５Ｒ
×グレイス・スパイサー（イギリス）青コーナー
判定
○マリー・マクマナモン（イギリス）赤コーナー
マリー・マクマナモン選手の判定勝利

October 14th, 2017 Watford, UK
Roar Combat League Flyweight British Title
Grace Spicer vs Marie McManamon
Winner Marie McManamon