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J・マジョナヴィッチ プロ50戦め WBC&WBAフェザー級タイトルマッチ ジェリーナ・マジョナヴィッチ VS ステファニー・デュカステル ノーカット動画 ボクシング女子

 Boxing

2018年4月28日(土)カナダ エドモントン

WBC & WBAフェザー級タイトルマッチ 10回戦
2団体王者 ジェリーナ・マジョナヴィッチ (カナダ)赤
VS
挑戦者 ステファニー・デュカステル (フランス)青

Jelena Mrdjenovich画像クリックで動画のページに飛びます。

 カナダの豪腕2団体統一王者ジェリーナ・マジョナヴィッチ選手が4月28日にプロ50戦めの試合をおこないました。


 対戦相手は昨年アウェイのフランスで戦って1-1のドローだったステファニー・デュカステル選手。今回は場所をホームのカナダに変えてのリマッチです。

 初回から王者はパワーパンチで押しまくって観客は大盛り上がり。マジョナヴィッチ選手の、一発で相手を完全失神させる破壊力を、ホームのファンはよく知っています。しかし、挑戦者デュカステル選手は超人的に打たれ強く、ダウンシーンは訪れないまま試合はフルラウンドの判定へ。

 結果は、王者マジョナヴィッチ選手がユナニマスで防衛。50戦めの節目の試合を勝利で飾りました。

 内容は文句なくマジョナヴィッチ選手の勝ちですが、確実に強いマジョナヴィッチ選手が、実はたくさんの反則を散りばめているところもこの試合の見どころ(批判していません)。

 世の中にはコーチに反則を吹き込まれると善悪の区別も付かず、最初から最後までそれを繰り返して試合をぶち壊し、相手を怪我させたり、脳震盪に追い込んだりの暴走おバカちゃんもいるわけですが(批判しています)、ちゃんと加減しながら織り込んで心理的に相手を揺さぶるならば、それはプロの高等戦術のひとつだと思います。

 この試合のマジョナヴィッチ選手は、相手の頭を押し下げる、ヘッドロックしてのパンチ、ショルダーアタック、ヒジで小突く、などの反則を繰り出していますが、レフリーに注意を受けるとしばらく様子を見たり、反則の種類を変えたりして減点を喰らわないようにしていて冷静。

 確かに汚いし、卑怯ですけどね。でも、プロなら負けちゃいけないんです。勝つべきなんです。負けるよりは少々ダーティーでも勝ちを選ぶのがプロフェッショナルだと思います。

 QRは、技術やパワーがあって確実に強い上に、汚い小技も使いこなせるマジョナヴィッチ選手のしたたかさと勝利への執着は評価します。

 マジョナヴィッチ選手はアウェイにベルトを持って乗り込むし、強い相手からも逃げないし、本当に尊敬できる選手です。その彼女に、こういう二面性があるのです。

 深いですよね、格闘技って。

WBC & WBAフェザー級タイトルマッチ 10回戦
○2団体王者 ジェリーナ・マジョナヴィッチ (カナダ)赤
判定 3-0
×挑戦者 ステファニー・デュカステル (フランス)青
ジェリーナ・マジョナヴィッチ選手の判定勝利
(98-92、99-91、99-91)

ジェリーナ・マジョナヴィッチ(カナダ)50戦38勝10敗2分19KO
ステファニー・デュカステル(フランス)14戦8勝4敗2分2KO

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