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アメリカ女子ボクシング4回戦 エルヴィナ・ホワイト VS ジャスミン・クラークソン 結果&ノーカット動画 ボクシング女子

 Boxing

2018年 8月8日(水) アメリカ カルフォルニア州ハリウッド

ライト級 4回戦
エルヴィナ・ホワイト(アメリカ/オーストリア)赤
VS
ジャスミン・クラークソン(アメリカ)青

 8月8日にカルフォルニア州ハリウッドで行われた試合をご覧ください。赤は『女子ボクシングの未来』と呼ばれている有望株、現在24才のエルヴィナ・ホワイト選手。オーストリア生まれでいまはカリフォルニア在住です。青はテキサスのジャスミン・クラークソン選手。


 ホワイト選手は20才の時、プロボクサーになるためにヨーロッパからニューヨークに渡りました。そのときの所持金はわずか300ドルだったそうです。

 14才の時からキックボクシングに励み、その後、出場したアマボクシングでは26戦全勝22KOという驚異の戦績。

 そこからボクシングの世界王者を夢見て知り合いが一人もいないアメリカに来たわけですが、彼女の練習を見て実力を知った人がルシア・ライカーさんに電話で彼女の話を伝え、ライカーさんの紹介でカルフォルニアのジムに移ったそうです。そして、プロデビュー後2戦2勝でこの試合を迎えました。

 対するジャスミン・クラークソン選手は23才のサウスポー。戦績は15戦4勝11敗と大きく負け越し中。と言うことは、有望選手の売り出し中に試合相手として選ばれるいわゆる『アンダードッグ(噛ませ犬)』扱いの選手ですね。

 アメリカではキャリアの初期で連敗が続くと良いカードを組んでもらえなくなって、毎回毎回強い相手と当てられ、結果的に相手の引き立て役にされてしまう噛ませ扱いになります。クラークソン選手は23才の若さでそんな立場になってしまっているわけです。

 しかし、噛ませと言っても日本に呼ばれるタイのアルバイトさんと違って本当のボクサーですから、試合自体はなかなかちゃんとしています。

 ここまでの15戦の相手は全部勝ち越しまたは勝ち負け同数の選手でしたから、それで11敗は仕方ないのかもしれません。大きく負け越してはいますが、格上相手にKO負けはひとつも無いのがクラークソン選手の評価出来るところです。

 パワー不足の感じはありますが、タイミングよく当てますし、決して悪いボクサーではありません。本人は最後まで一生懸命やってますし。ここから這い上がれれば『ロッキー』になれるのですが・・・。

 というわけで、いろんなことが垣間見えた4ラウンドはあっという間に終わり、判定は3者とも39-37で文句なくエルヴィナ・ホワイト選手の勝利。将来は複数階級で世界王者を目指すというホワイト選手への注目は今後ますます大きくなるでしょう。

ライト級 4回戦
○エルヴィナ・ホワイト(アメリカ/オーストリア)赤
判定 3-0
×ジャスミン・クラークソン(アメリカ)青
エルヴィン・ホワイト選手の判定勝利

エルヴィナ・ホワイト(アメリカ/オーストリア)3戦3勝
ジャスミン・クラークソン(アメリカ)16戦4勝12敗

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