昨日ご紹介した中世騎士戦につきまして、鎧、甲冑の構造などについて質問がありましたが、この動画をご覧になれば大体のことがわかると思います。
この動画の女性はロシアのスヴェトラーナ・フェドロヴァ選手。彼女が甲冑を着ける過程から始まる練習動画なので、非常にわかりやすいです。
まず、キルティングの帯状のものを腰に巻いて、そこに脚部を結んで装着。そして、やはりキルティングのクッションの入った上衣を着て、その上に甲冑を着けるようです。上衣についている革ひもに肩や腕の部分を取り付けるのでしょう。甲冑はそれぞれの体格に合わせて作る特注品とのこと。
動画の最後の方で彼女の黒い甲冑の内側が映りますが、金属のプレートがウロコ状にびっしり入っていますね。これは見た目よりもかなり重そうです。
この競技には『ナイト・ファイト』のほかに『メディーヴァル・コンバット』『アーマード・コンバット』などさまざまな名前があり、世界各地でおこなわれています。
この試合動画は昨年ドイツのニュールンベルグでおこなわれたものです。青騎士が今回ご紹介したスヴェトラーナ・フェドロヴァ選手、赤騎士がドイツのメラニー・グラス選手です。
この試合は3分3ラウンドですね。フェドロヴァ選手が何度もテイクダウンを奪って優位に戦っていたと思いましたが、結果はグラス選手の判定勝利。
どうやら、テイクダウン、キック、盾での攻撃がどの程度のポイントになるかなど、規定が各大会いろいろのようで、やはり競技としては未整備な感じがしますね。
ナイト・ファイト 3分3R
×スヴェトラーナ・フェドロヴァ(ロシア)青
判定
○メラニー・グラス(ドイツ)赤
マーヤ・オルチャック選手の判定勝利
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