観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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アリーニ・ペレイラ VS チョンマニー・ソー・テヒラン 結果&ノーカット動画 GLORY 68 Miami キックボクシング女子

 凡戦でした・・。ハッキリ言えばチョンマニー選手側のミスです。

 チョンマニー選手は相手の攻撃をスウェイなどでかわし、カウンターパンチを入れ、ヒザをたくさん打ち込み、ときおり回し蹴りもヒットさせていましたので、ムエタイ基準なら圧勝です。

 しかし、第1ラウンド終了時のスコアを見ればそれが全然評価されていないのが明らかです。全部相手が取っていたので。それを分かっていれば第2ラウンドから戦い方を変えられたのですが。どうやらだれも分かっていなかったようで、最後まで同じ戦い方をしちゃいましたね。

 グローリーさんルールと照らして見ると、この試合はダウン無し、ダメージも無し。カウンターパンチは前ページ3の『見栄えのする有効打』としては評価されないみたいだし、そうなると、4の通常の有効打と5の攻撃性の高さが判定材料でしょう。

 動画の判定直前の画面で両選手の有効打の数が確認できます。パンチがチョンマニー選手12、ペレイラ選手が21でペレイラ選手が多いのですが、キックでは16−7でチョンマニー選手、ヒザは38−7でチョンマニー選手、トータルでも66−35でチョンマニー選手が明らかに優勢です。

 というわけで、本来なら有効打で上回るチョンマニー選手がグローリールールでも勝ちなのですが、ジャッジは全員ペレイラ選手を支持しました。

 おそらくパンチしか見ていなかったのだと思います。

 アメリカの格闘技はキックでもMMAでもムエタイでも、全部ボクシングと兼用のジャッジがコミッションから派遣されてくるので、こういうことが起きるのです。

 そのことに、チョンマニー選手のセコンドは第1ラウンドの終わりに気がつくべきでした。というか、最初からもっとパンチをたくさん打たないと。あるいは前蹴りで飛ばすとか。チョンマニー選手なら簡単なのに。

 ディフェンスとかヒザ蹴りなんか見てもわかんないんです、アメリカのジャッジは。ぶん殴るか倒すか以外は分かんないひとが多いのです。

 厳しいようですが、アメリカで勝つにはそうしなければダメ。アメリカは本来ボクシングの国なのでパンチしか見ない変なジャッジがいくらでもいるんです。試合後に猛抗議をすれば変な判定で負けにされた時のアニッサ・メクセン選手のように再戦もあるかもですが、タイのひとはそこまでしないからなあ・・。

[情報提供:クルスフィックスさま]

GLORY女子スーパーバンタム級(55.3kg) 3分3R
アリーニ・ペレイラ(ブラジル)黒のグローブ
判定 3-0
×チョンマニー・ソー・テヒラン(タイ)白のグローブ
アリーン・ペレイラ選手の判定勝利
(29-28、29-28、30-27)

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