ドゥワンダーウノーイ選手と言えばテクニックでの攻防を好むキッカーで、外人相手のパワー勝負は不得意なイメージ。
しかし、このところの『ムエ・ハードコア』や『ムエタイ・スーパーチャンプ』といったテレビマッチではタイ人女子の敗戦が続き、これ以上の負けは許されない雰囲気があります・・。いったいどうなるかと思われましたが、ドゥワンダーウノーイ選手がイメージをくつがえす文字どおりハードコアな戦いを見せてくれました。
この日の彼女の気迫は凄まじく、動きもキレキレでパワフル。明らかにポイント勝負ではなく、倒しに行く戦い方です。
第1ラウンドにアランツ選手を流血に追い込み、第2ラウンドにはカウンターのヒジでダウンを奪います。この倒したヒジが素晴らしい。これぞムエタイのヒジ。その後も鋭い攻防の中に回転ヒジを何度か織り込むドゥワンダーウノーイ選手。回転ヒジは当たればダウン、あるいはKOに直結する技。彼女が最後まで倒すつもりだったことが伝わってきます。
判定勝利は間違いないと思われましたが、なぜか判定はドロー。これがテレビマッチのダメなところですね・・・。
今回はドゥワンダーウノーイ選手がタイ人女子の誇りを守った一戦となりましたが、しかし、アランツ選手も強かったです。素晴らしい。
ムエタイ 56kg契約 3分3R
△ドゥワンダーウノーイ(タイ)赤
判定 1−0 ドロー
△パロマ・アランツ(スペイン)青
ドロー
(29−28、29−29、29−29)
(アランツ選手は第2ラウンドにダウン1)
ดวงดาวน้อย VS พาโลมา อาร์รานซ์
เสมอกัน
Duwandawnoy (Thai) vs. Paloma Arranz (Spain)
Draw
29-28 29-29 29-29
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