Boxing
6月21日に予定されていたWBAライトフライ級正規/暫定王座統一戦を正規王者のキム・ジュヒ選手(韓国)が拒否したため、WBAは彼女の王座を剥奪しました。
WBA同級新王者には暫定王者だったジェシカ・ボップ選手(アルゼンチン)が昇格。
韓国のボクシング女王キム・ジュヒ選手と、アルゼンチンの新星ジェシカ・ボップ選手の夢の対決は残念ながら消滅です。
そのかわりキム・ジュヒ選手は6月27日にソウルで彼女のもうひとつの王座WIBAライトフライ級の防衛戦をおこないます。
相手はフィリピンのジュジェス・ナガワ選手。この選手はWIBA同級22位でかなりの格下ですが、韓国国内ではなぜか6位であると報道されています。
一方のジェシカ・ボップ選手は、6月20日前後にWBAライトフライ級防衛戦を予定しています。相手はベネズエラのカロライナ・アルバレス選手、またはコロンビアのポリーナ・カルドナ選手のどちらかになるようです。
今回のことで思うのは、一時は世界チャンピオンを何人も誕生させて『女子ボクシング強国』を自称していた韓国の弱体化です。あるいは、時代の進歩について行く努力を忘れて、女の子ボクシングに落ちてしまった、ともいえるでしょうか。
先日のチェ・ヒョンミ選手の超格下相手のお粗末なドロー防衛、正規王者カリーナ・モレノ選手に絶対に勝てないと言われるWBCミニフライ級暫定王者ホ・ウニョン選手など、影の薄い王者ばかりの韓国ボクシング界ですが、その中でも今回のキム・ジュヒ選手の対戦拒否事件は悪いイメージを残しそうです。
まだまだ若い選手なのに守りに入ったのだとしたら残念。
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