Boxing
2011年8月28日(日) 大阪 よみうり文化ホール
To the Future ~未来へ~ Vol.10
バンタム級6回戦
カイ・ジョンソン(竹原&畑山)赤
VS
菊川未紀(中日)青
一戦ごとに試合内容が良くなっているカイ・ジョンソン選手ではありますが、今回は日本を代表するベテラン技巧派菊川未紀選手との対戦。はっきり言って苦戦が予想されます。
しかし、カイ選手はじわじわと接近戦を挑んでくる菊川選手に冷静にジャブ、アッパーなどを当ててなかなかいい滑り出し。
試合開始1分ぐらいで両者の顔面が激しく当たる偶然のバッティングで菊川未紀選手が左目の上をカット。ドクターチェックの結果、試合は続行。
このケガがひどくなるようであれば試合を止められる可能性もある菊川選手は、試合リスタートからストレート、アッパー、ボディーなどで一気に攻勢。
カイ選手も必死に応戦しますが菊川選手の前進を止められません。
打ってきた瞬間にすっと身を低くしてパンチをかわしすぐに攻撃姿勢につなぐ、カウンターを合わせる、パリーで撃ち落とすなどのテクニックの前に、カイ選手はだんだん手が出なくなって行きます。
至近距離でプレッシャーをかけながら次々にパンチを放つ菊川選手。
試合終盤、カイ選手は逆転を狙ってアグレッシブに出て行きますが流れを変えることは出来ず勝敗は判定へ。
結果は菊川選手が三人のジャッジ全員の支持を集めユナニマスデシジョンで勝利。OPBF5位のカイ・ジョンソン選手への大差の勝利なので、菊川選手がOPBFランクのかなり上位に入ることは間違いないでしょう。
試合後のリングで「勝ててものすごくうれしいです」と語った菊川選手。今後の目標は?との質問には「世界王者を目指します」と力強く宣言、観客席の拍手を浴びていました。
バンタム級6回戦
×カイ・ジョンソン(竹原&畑山)
判定0-3
○菊川未紀(中日)
菊川未紀選手の判定勝利
(56-58、56-58、56-58)
この結果、両選手の戦績は以下のようになります。
カイ・ジョンソン かいじょんそん(竹原&畑山)8戦3勝4敗1分
菊川未紀 きくかわみき(中日)23戦12勝10敗1分1KO
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