Boxing
2011年10月29日(土)プエルトリコ
WBOライトフライ級タイトルマッチ 10回戦
王者 ジェシカ・ボップ(アルゼンチン)
VS
挑戦者 スザンナ・ワーナー(イギリス)
女子ボクシングの強国アルゼンチンのエースであるジェシカ・ボップ選手が初めての海外(プエルトリコ)でのタイトル防衛戦にのぞみ、イギリスのスザンナ・ワーナー選手と対戦しました(今回の試合にはボップ選手が持つ2本のベルトのうちWBOのベルトだけがかけられました)。
挑戦者のワーナー選手は戦績こそ負け越しとなっていますが、負け試合の多くは本来の自身の階級よりも重い階級に出場した場合で、しかも、対戦相手がメキシコのマリアナ・フアレス選手、韓国のパク・ジヒョン選手、アメリカのアイリーン・ミヨコ・オルシャウスキー選手などの一流選手が多く、負け星が先行するのも仕方のないところ。ランキングではWBCアトム級世界3位という高位置にいますが、今回の挑戦もやはり自分よりも体重のあるジェシカ・ボップ選手が相手で苦戦が予想されていました。結果は動画でご覧の通りに豪快なダウンを2回も献上してのTKO負け。
試合はジェシカ・ボップ選手のパンチの速さ、破壊力が鮮烈な印象ですが、フットワークを生かしてワーナー選手を寄せ付けない戦い方も素晴らしかったです。
アルゼンチンの歴史に残る偉大な先輩マルセラ・アクーニャ選手の人気を追い越したいジェシカ・ボップ選手は、アクーニャ選手が果たせなかった海外進出の夢を追いかけて、まずはプエルトリコに上陸成功。次に目指すのはアメリカ本土でしょうか?
そして、その時に戦う相手はドイツのスージー・ケンティキアン選手?それともWBC同級王者富樫直美選手との3団体統一戦となるのでしょうか?いずれにしても来年の軽量級女子戦線には大きな嵐が吹き荒れそうな雲行きとなってきました。
WBAライトフライ級タイトルマッチ 10回戦
○王者 ジェシカ・ボップ(アルゼンチン)
TKO 1回
×挑戦者 スザンナ・ワーナー(イギリス)
ジェシカ・ボップ選手が1ラウンドTKOで勝利しました。
(ワーナー選手は1回に2度のダウン)
この試合の結果、両者の戦績は以下のようになります。
WBO/WBAライトフライ級王者
ジェシカ・ボップ(アルゼンチン)18戦18勝8KO
スザンナ・ワーナー(イギリス)21戦9勝11敗1分2KO
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