Boxing
2013年5月8日(水)韓国 ソウル KBSスポーツワールド
WBAフェザー級タイトルマッチ10回戦
王者 チェ・ヒョンミ(韓国)
VS
挑戦者 シャノン・オコンネル(オーストラリア)
試合を伝える韓国のウェブサイト
チェ・ヒョンミ選手がOPBFスーパーフライ級1位のシャノン・オコンネル選手(オーストラリア)を相手に自身の持つWBAフェザー級タイトルの7回目の防衛戦をおこないました。
オコンネル選手がスーパーフライ級の東洋ランカーということは王者よりも3つも下の階級。さらに彼女は過去に6回戦までの経験しかない、というかなりカマセっぽいマッチメイク。
しかし、この試合で王者チェ・ヒョンミ選手は判定にまで持ちこまれ、結果3-0で勝利したもののジャッジは96-94、97-93、97-93と韓国がホームだったにしては挑戦者寄りのスコア。英文の試合記事では「韓国でなかったらオコンネル選手がタイトルを取っていた」とまで書かれていますから、チャンピオンが苦戦したのは間違いないようです。
しかし、それ以上に今回マズかったのは主催者サイドの段取り。なんと、試合を平日の午後3時という全然ボクシング向きじゃない日時に設定したのです。
しかし彼らは「テレビ放送があるからこの日時でも大丈夫」と考えたそうで、海外のジャッジや選手や試合役員を全部この日に呼んでしまいました。ところが直前になって大変なことが分ります。番組のスポンサーが見つからず、テレビ局が放送をキャンセルしてしまったのです。
そんなわけで、チェ・ヒョンミ選手は観客席がガラガラで、テレビカメラもない、関係者以外には誰にも見られない会場で防衛戦をやるはめに。スポンサーも無しですから収入も無いどころか、大赤字でしょう。タイトル防衛期限が迫っていて、今月試合をしないと王座剥奪という状況だったため、イチかバチかで試合を組んだことが悪いほうに出てしまったようです。
人気が超低迷状態の韓国のプロボクシングは入場無料でやるのが普通で、金銭面はすべてスポンサーがたより。そのスポンサーもついにまったく居なくなってしまったということは、本当にもう真っ暗闇なのかも知れません。
WBAフェザー級タイトルマッチ 10回戦
○王者 チェ・ヒョンミ(韓国)
判定 3-0
×挑戦者 シャノン・オコンネル(オーストラリア)
チェ・ヒョンミ選手がユナニマスデシジョンでタイトル防衛に成功。
この結果、両選手の戦績は以下のようになります。
チェ・ヒョンミ(韓国)8戦7勝1分2KO
シャノン・オコンネル(オーストラリア)9戦7勝2敗4KO
関連記事 WBAフェザー級王者チェ・ヒョンミ戦績詐称事件とその反応 ボクシング女子
前回記事 WBAタイトル戦チェ・ヒョンミ vs サンディ・ツァゴーリス、櫻田由樹 vs ホン・ソヒョン 結果 ボクシング女子
関連記事 櫻田由樹 vs パク・ヘス 試合動画
コメント
今晩わ タレント業も兼ねてるせいか アジアン女子ボクサーの中では垢抜けてきましたね まあ不正申告があったとはいえデビュー戦で世界奪取したわけですが ホントににっちもさっちもいかなくなっってるなら タイトルの返上/剥奪か 地球の裏側まで出向いてスアレスとの統一戦しかないでしょうね・・
それにしてもWBCでいうとラマダン アシュレイ ウォルバーグ 試合枯れは残念ですね
同じFe級でいうと月末のMヘルナンデス×マジョナヴィッチⅢ楽しみですね
ヒョンミ選手苦戦は伝えられていても写真を見るとオコンネル選手が顔面がかなり腫れているのであのパンチ力は健在のようですね。しかし、ノーテレビでは動画もアップされないだろうから残念です。
このところ海外選手の記事が手薄で申し訳ないです。アシュレイ選手は先月防衛しましたね。ウォルバーグ選手は来月、ラマダン選手は7月にやるという海外の記事がありました。
ヘルナンデス姐さんとマジョナヴィッチ選手やるんですか。ヘルナンデス選手はしんどいからやりたくないとかいいながらこの試合を受けたんですね(笑)。プロだなあ。今度もいい試合になるんでしょうね。
今日わ WBA最新ランクによればチェがFe級王座を返上 SFe級一位にランクされました スアレスがFe級正規王者です ようや~く暫定一つ減りました(でもまた増やすでしょう笑) WBCならFe級名誉王者認定でしょうね笑
マルバティーダ 呼べるんでしょうか笑 出向くのも余り想像できないし笑
引退した冨樫ですがWBA IBFで三位のままです JBCによれば人数合わせじゃないかって事ですが・・・ デタラメにも程がある怒
ああ、チェ・ヒョンミ選手ついに返上ですか。
やはり防衛戦も出来ないほど厳しい状況ということですね。
これからどうするのでしょう。