Boxing
2013年5月11日(土)メキシコ メキシコ州トルーカ
WBCフライ級シルバー王座防衛戦 10回戦
王者 エイヴァ・ナイト(アメリカ/WBCフライ級ダイヤモンド王者)黒/白
VS
挑戦者 リンダ・ソト(メキシコ)黒
先週土曜日にエイヴァ・ナイト選手(アメリカ)が自身の持つWBCフライ級シルバー王座の防衛戦をメキシコでおこないました。
ナイト選手はアレリー・ムシーノ選手を失神KOでくだし、スターファイターのマリアナ・フアレス選手とダイアモンド王座を争って判定勝利し、いまやメキシコ人なら誰でも知ってるビッグネーム。というわけで、試合はどうしても本国のアメリカではなくてメキシコになってしまうようです。
最近、アメリカ国内ではロンドンオリンピックフライ級の銅メダリストマーレン・エスパーザ選手が将来戦ってみたいプロ選手としてナイト選手の名前を挙げるなど知名度は上がって来ているようですが、女子のボクシング人気がイマイチの今のアメリカでは凱旋試合は難しいようですね。
また、IBFフライ級、WBCフライ級ダイヤモンド、WBCフライ級シルバーと立て続けに王座を手にしてきたナイト選手ですが、IBFフライ級は2回防衛の後に剥奪になってしまい、現在はダイヤモンドでもシルバーでもない「通常の世界王座」はひとつも持っていないという意外な状況でもあります。
試合はナイト選手が確実で多彩なパンチで優勢。5回にはダウンを奪って文句の無い判定勝利。
現在、WBCさんのフライ級前後のトップ戦線は各国の強豪が入り乱れて大激戦。
フライ級正規王者のレナタ・セベレディ選手(ハンガリー)は19日に来日して真道ゴー選手の挑戦を受けます。
また、ひとつ上のスーパーフライ級ではインターナショナル王者となった東郷理代選手がWBCスーパーフライ級正規王者スリーナ・ムニョス選手(メキシコ)への挑戦権を獲得。
この動きにナイト選手、フアレス選手というビッグネーム、そしてメキシコ、ヨーロッパ、南米の強豪がどのように絡んで来るか?非常に面白い展開になってまいりました。
WBCフライ級シルバー王座タイトルマッチ 10回戦
○王者 エイヴァ・ナイト(アメリカ/WBCフライ級ダイヤモンド王者)
判定 3-0
×挑戦者 リンダ・ソト(メキシコ)
ユナニマスデシジョンでエイヴァ・ナイト選手が勝利。WBCシルバー王座を防衛しました。
(ソト選手は第5ラウンドにダウン1)
この結果、ふたりの戦績は以下のようになります。
エイヴァ・ナイト(アメリカ)16戦12勝1敗3分5KO
リンダ・ソト(メキシコ)8戦5勝3敗3KO
関連記事 真道ゴー地元和歌山で世界挑戦 WBCフライ級タイトルマッチ 予定 ボクシング女子
関連記事 戦慄の一撃! 東郷理代 対 マリアナ・フアレス ノーカット動画 WBCスーパーフライ級インターナショナル王座決定戦 ボクシング女子
関連記事 真道ゴー vs マリアナ・フアレス WBCフライ級タイトルマッチ フルラウンド ボクシング女子
コメント