Muay Thai
2015年8月20日(木)タイ バンコク ナショナルスタジアム前特設リング
IFMA ROYAL WORLD CUP 2015
60kg級 3分3R
アンケ・ファン・ケストル(ベルギー)赤
VS
バレンティーナ・シェフチェンコ(ペルー)青
格闘技がそのむかし、まだスポーツではなく、軍事技術、武術であったころ、そこには『とどめを刺す』という概念がありました。良くも悪くも、そんな世界をいまでもチラっと感じさせる根っからのファイターのひとりがヴァレンティーナ・シェフチェンコ選手です。
数年前のIFMAの大会で相手をリングに叩き付けて失神させたり、ボクシングマッチなのに相手を投げようとしたり、競技上必要じゃないほどにやり過ぎたり、ルールを無視して暴走したりという危険で暗黒な一面が、この天才ファイターにはあるのです。
最近はかなり制御出来るようになったらしく、過去のイメージからはすこしずつ脱却してきていましたが、20日のIFMAロイヤルワールドカップトーナメントで、久々にあぶない一瞬がありました。
対戦者は7月にプロの興行で戦ったばかりの相手、ベルギーのアンケ・ファン・ケストル選手。いつになく、動作が速く、ビシビシと技を決めるシェフチェンコ選手。なんとなく、ヤバイ雰囲気が立ちこめはじめた第1ラウンド終盤、シェフチェンコ選手は組み技で相手を捕まえてボディーにヒザ蹴り。続いて、流れるような動作で、リングに倒しますが・・・これがハンパな勢いではなく、ファン・ケストル選手は後頭部を強打して大の字。
公式記録ではボディのダメージによるレフリー・ストップですが、実際には脳しんとうですね。こわいフィニッシュでした。
60kg級 3分3R
×アンケ・ファン・ケストル(ベルギー)赤
RSC 第1ラウンド ボディー
○バレンティーナ・シェフチェンコ(ペルー)青
バレンティーナ・シェフチェンコ選手のRSC勝利
20 August at National Stadium in Bangkok
IFMA ROYAL WORLD CUP 2015
60kg 3x3mins
Anke Van Gestel(Belgium) vs Valentina Shevchenko(Peru)
Winner Valentina Shevchenko 1st round RSC(body)
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コメント
大の字で倒れてる選手に対し、レフェリーが、ドクターの来る前に動かそうとして、かなり危険ですね。ファン・ケストル選手の無事を祈ります。
この大会は世界中からレフリーが集まっているんですけど、想定外のこととはいえ、ちょっと判断悪いですね。ムエタイのレフリーは全体的に質が高い印象ですが、こういうこともあるんですね。
流石ね
こんな選手と闘ってみたい
えー?闘うんですか?
あぶないっすよー。
みやびさんには言うだけ無駄でしょうけどね。