KickBoxing
2017年7月8日(土)カナダ ハリファックス
エンフュージョン54kg級タイトルマッチ 2分5R
王者 イマン・バーロー(イギリス)
VS
挑戦者 アシュリー・ニコルズ(カナダ)
エンフュージョン54kg級チャンピオンのイマン・バーロー選手(イギリス)が、7月8日にカナダで同王座の防衛戦をおこないました。
試合の開催された現地、カナダの誇る最強女子といえばWPMFフェザー級世界チャンピオンのアシュリー・ニコルズ選手。
この人は女子ムエタイ選手には鬼門とされる中国の武林風に乗り込んで、あのゴン・ヤンリ選手から勝ち星を奪っているすごい選手。
ムエタイの本場タイでもその猛威は止まらず、なんとナムターン選手にムエタイで勝ってしまいました。文句無しの実力者です。
対するイマン・バーロー選手はイギリス人ながら幼少の頃からタイで試合を重ね、ムエタイ天才少女として知られていた生粋のムエイン(女子ムエタイ選手)。
24才になった現在はこのエンフュージョンの王座以外にも、アメリカのムエタイ団体LION FIGHTのスーパーバンタム級王座を獲り、中国の武林風でも圧勝し、女子ムエタイを代表するビッグスターとなっています。
さて、この共にムエタイを本職とする強豪二選手が今回戦うのは、エンフュージョンという立ち技系の格闘技。柔道のような投げも認められるキックボクシングですが、シュートボクシングと同じようなものと思えば近いです。
バーロー選手は研ぎ澄まされた正確な技をスピーディーに繰り出す純正ムエタイを得意とし、ニコルズ選手は破壊力にすぐれたパワー系ムエタイで相手の技術を封じるのが特徴。
エンフュージョンでは、ダメージ重視のキック系の採点をしますので、テクニカルに攻めるバーロー選手よりも、パワーにまさるニコルズ選手のほうが有利という予想をすることも出来ました。
試合前半は後退するバーロー選手とそれを追うニコルズ選手という展開で、王者危しの空気も感じられましたが・・・、後半は狙いすぎたためか、あるいはバーロー選手の技術戦にニコルズ選手が応じてしまったためなのか、手数が減ったニコルズ選手をバーロー選手が蹴りの数で上回り有効打で判定勝利。
いい試合でした。このふたりの対戦はまだまだ何度でも見たいですね。
なお、バーロー選手はこの試合が通算100試合め(92勝5敗3分26KO)だったそうです。
エンフュージョン54kg級タイトルマッチ 2分5R
○王者 イマン・バーロー(イギリス)
判定 2-1
×挑戦者 アシュリー・ニコルズ(カナダ)
イマン・バーロー選手の判定勝利
(46-49、50-45、49-46)
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