Boxing
2017年8月12日(土) インド ニューデリー
スーパー・ボクシング・リーグ SBL
Super Boxing League SBL
決勝 第3試合 スーパーフライ級
スマン・クマリ(ハリヤーナー・ウォリアーズ/インド)グリーン
VS
ラルナンフェリ(マラーター・ヨッダス/インド)オレンジイエロー
インドの『スーパー・ボクシング・リーグSBL』シーズン1決勝は、グループA代表のハリヤーナー・ウォリアーズとグループB代表マラーター・ヨッダスの対戦となりました。ボクシングには珍しい都市対抗チーム戦、6人と6人の対抗戦です。
第3試合の女子マッチにいくまでにマラーター・ヨッダスがすでに判定で2連勝。判定勝利は勝ち点3のため合計で6ポイント。
対するハリヤーナー・ウォリアーズは0ポイント。ここでスマン・クマリ選手が負けたらウォリアーズは非常に苦しい展開となってしまいますが・・。
両選手ともにアマチュアで活動していたボクサーということが分かっているだけで、詳しいことは不明。特にスマン・クマリ選手は同姓同名のボクサーが何人もいて、誰が誰だかわかりません。インドの選手は本当に同じ名前が多いようです。
チーム戦であるので、5人の男子の戦績が良ければ1人の女子はあまり強くなくても勝ち抜けるという特性上、決勝戦ではあっても、残念ながらこのカードはお世辞にもレベルが高いとは言えない内容でした。もっといい女子選手はいたのですが、彼女たちのチームは敗退してしまったので仕方ないですね。
技術的には見るものは無かった試合ながら、スマン・クマリ選手が気の強さで判定勝利となり、ハリヤーナー・ウォリアーズの連敗はストップ。
次の試合でも、その次でもウォリアーズが判定で勝ち、ポイントはヨッダスが6のまま、ウォリアーズは9ポイントと逆転に成功。
しかし、最後のヘビー級マッチでヨッダスが初回TKOで勝利。TKO勝ちは4ポイントなので合計はウォリアーズ9ポイント、ヨッダス10ポイント。わずか1点差の逆転で優勝はマラーター・ヨッダス!
インドの革新的なプロボクシングリーグ戦は劇的なエンディングとなりました。
しかし、いい選手が必ずしも決勝に残るとは限らない、レフリーの経験が浅くてヘタ、毎週連続で試合となる選手が多い、など、見る側からの不満や、選手の安全上の大問題が、この大会には多々あります。特に、安全上の問題は早急に対策が必要でしょう。
『スーパー・ボクシング・リーグ』はWBC、ABCO(アジアボクシング評議会)傘下のPBOI(インドプロボクシング機構)の大会だとのことですが、いろいろズサンですね。
決勝 第3試合 スーパーフライ級
○スマン・クマリ(ハリヤーナー・ウォリアーズ/インド)
判定
×ラルナンフェリ(マラーター・ヨッダス/インド)
さらに多くの試合を見たいひとはこちらのページで動画をお探しください。
なお、リーグ戦の全体像は試合数が多くてブログではフォローできないのでこちらの公式ページをご参照ください。
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