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キック、アマボクシング、MMA?悩みながらプロボクシングを選んだ シャンテル・キャメロン  ボクシング女子

 Boxing

2017年7月8日(土)イギリス グラスゴー

ライト級 6回戦
シャンテル・キャメロン(イギリス)白
VS
ボヤーナ・リビシャスカ(ポーランド)黒

 アマボクシングからプロ入りする選手、アマチュアにとどまってオリンピックを狙う選手、人それぞれに判断はいろいろですが、プロ入りはしたけれどまだまだ悩むかもしれない(?)のがイギリスのシャンテル・キャメロン選手。


 彼女は10才からキックボクシングを始め、16才でイギリスとヨーロッパのアマ大会で優勝し、かなり知られた存在だったようです。彼女は「蹴りの技術は平均的だったのでパンチを武器とするファイトスタイル」ということで、その長所を磨くために18才ぐらいからボクシングジムに行くようになりました。

 そして、力試しにアマボクシングの大会に出ると連戦連勝、彼女の実力に驚いた関係者さんたちが本格的にアマボクシングをやらないかと誘いますが「キックボクシングを愛していた」彼女は転向したくありません。

 しかし、アマボクシングなら「オリンピックに出られる」ことが大きな動機となってキックをやめて本格的にボクシングで代表の座を目指します。キャメロン選手は大会で実力を発揮し、60kg級イギリス最高の女子ボクサーと言われるまでになりますが、2016年のリオオリンピック代表には残念ながら入ることができませんでした。

 そんな彼女に目をつけたのが、MMA業界。オリンピック直前まで行ったボクサーで、かつてはキックの王座も手にしたという経歴、そして彼女の攻撃的なファイトスタイルは、即戦力としてどうしても欲しい人材だったのでしょう。

 しかし、これまでのイギリスのボクシング界での知名度と、階級がケイティー・テイラー選手と同じで注目のライト級ということで、結局はプロボクシング業界がキャメロン選手を獲得。

 今年5月のデビュー戦は判定勝利、そしてここにご紹介の動画は7月におこなわれたプロ第2戦です。

 いかがでしょうか。アマ出身にしてはワイルドなファイトスタイル。今年まだ26才の若さ。面白い存在だと思います。でも、MMAに関する彼女の発言を見る限りは、かなり興味と自信があるらしく、これからも進路には悩みそうな気がします。

ライト級 6回戦
○シャンテル・キャメロン(イギリス)白
TKO 第4ラウンド
×ボヤーナ・リビシャスカ(ポーランド)黒
シャンテル・キャメロン選手のTKO勝利

シャンテル・キャメロン(イギリス)2戦2勝1KO
ボヤーナ・リビシャスカ(ポーランド)28戦5勝23敗1KO

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