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昨年のリオオリンピックで60kg級のベストエイトだったミケイラ・メイヤー選手(アメリカ)が、メダルを期待されていた東京オリンピックを断念し、あのトップランク社と契約、8月にプロボクシングデビューを果たすことが発表されました。
かなり悩んだ末の決断だったようですが、プロ入りを決意したメイヤー選手は「チャンピオンを目指す」と宣言。アイルランドのケイティー・テイラー選手とほぼ同じ階級ですからタイトルをめぐっての対戦もあるかもしれませんね。
ミケイラ・メイヤー選手は175センチの長身で手足が長いモデル体型。実際、10代のころはモデルをしていました。キックボクシングを手始めに格闘技の世界に入り、ボクサーとなって2011年にはゴールデン・グラブでチャンピオン。
2012年の世界女子ボクシング選手権大会で64kg級の銅メダルを獲得、2014年からはアメリカ国内王者として代表チームで活躍しました。
2016年リオオリンピックではあとひとつ勝てばメダルに手が届いただけに、2020年のメダル獲得が期待されましたが、27才の彼女にとってあと3年待つのは悩みどころだったようです。
また、メイヤー選手はUFCのスーパースター、あのロンダ・ラウジー選手の打撃のスパーリングパートナーとしても知られていて、キックボクシングの基本もあることから第2のホリー・ホルム選手としてMMA業界からのそうとう熱心なオファーがあった模様。
しかし、代表チームで一緒だったクラレッサ・シールズ選手のプロ入り以来、シールズ選手の環境が変わったり、プロの女子ボクシング業界にいろいろ動きが出てきたのを見て「わたしもその一員になりたい」と思ったのがプロボクシング転向の動機となったとのこと。
プロモーター数社の誘いがあったようですが、「具体的なビジョンを見せてくれた」のはトップランク社だったそうで、メイヤー選手は彼らとの契約を選びました。
デビュー戦はライト級(61.2kg)あたりになりそうですが、彼女の身長なら増量してもっと上でも戦えますから、いろんな可能性が広がりますね。
「わたしはベストになりたいし、ベストの相手と戦いたい。それがわたしの望み」というミケイラ・メイヤー選手。期待のアマエリートがまたひとりプロに登場です!
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