Boxing
2018年12月1日(土)大阪 エディオンアリーナ
REAL SPRITS 60
WBO女子世界ミニフライ級タイトルマッチ 10回戦
王者 江畑佳代子 えばたかよこ(ワタナベ)
VS
挑戦者 多田悦子 ただえつこ(真正)
OPBF東洋太平洋女子フェザー級タイトルマッチ 8回戦
王者 藤原芽子 ふじわらわかこ(真正)
VS
挑戦者 三好喜美佳 みよしきみか(OPBF同級前王者/川崎新田)
12月1日に大阪で女子だけの大会があります。
メインの江畑選手と多田選手は面白そうですね。世界王者の江畑選手に元世界2団体王者の多田選手が挑む試合です。
藤原選手と三好選手も激戦必至です。藤原選手は三好選手に勝って王者になったばかりで、誰が見ても藤原選手が勝っていた文句無しの内容でしたので、ダイレクトリマッチは気の毒な気がします。しかし、まあ、この階級にアジア圏ではほかに選手がいない、と言われればそれまでなので仕方ないかもしれません。
WBOアジアパシフィック女子ミニフライ級王座決定戦 8回戦
ワッサナ・カームデー Wassana Kamdee(タイ)
VS
佐伯霞 さえきかすみ(真正)B級ライセンス
このカードはワケがわかりません。まず、この階級の現在の王者はJBCさんの最新ランキングを見ると多田悦子選手です。主催者の発表が間違いで、実はこの試合は一つ下のアトム級なのでしょうか?あるいは同じジムの佐伯選手のために多田選手がこのベルトを返上するのでしょうか?
そして、記事のタイトルにも書きましたが、佐伯霞選手はB級ライセンスしか持っていません。今月6日発表のJBCさんのランキング(上の画像)でもそれは確認できます。ボクシングの8回戦に出場するにはA級ライセンスを持っていることが条件なので、佐伯選手はJBC規定に違反することになります。
また、東洋タイトルは日本タイトルを取ってからという女子ボクシング界の約束を真正面からブチ壊す愚行でもあります。佐伯選手は今回が3戦めで、日本女子王座には挑戦すらしていません。
さらに、タイトルマッチなのに相手はタイのバイトさん。このバイトさんは5月にぬきてるみ選手の噛ませタイトルマッチ、8月に石川海選手のインチキタイトルマッチのお仕事をした人で、ぬき選手、石川選手のあとに佐伯選手が名をつらねるとは思いませんでした・・。アマ時代の功績が泣きます。
むちゃくちゃです。
OPBF東洋太平洋アトム級王座決定戦 8回戦
松田恵里 まつだえり(TEAM10COUNT)B級ライセンス
VS
慶美奈代 けいみなよ(真正)B級ライセンス
はい、こちらもふたりそろってA級ライセンス無しです。JBC規定違反です。
日本王者の経験どころか上の表の育成ランキング(初心者ランキング)で松田選手は3位、慶選手は9位です。これで東洋戦に出られるんですか?じゃあ、ランキングも日本女子王座も存在の意味がないじゃないですか?
いや、その前に、この王座は秋田屋まさえ選手の保持する王座です。本人が返上を発表するわけでもなく、OPBF公式ランキングではまだ秋田屋選手が王者となっているのに(JBCランクでは最近消されましたけどね)、なんの説明もなく新王座決定戦が発表されるっておかしいでしょう。
どういう経緯なんですか?OPBFでは剥奪はないと思うので、考えられるのは返上しかないですが、秋田屋選手は本当に返上したのですか?
松田選手はアマチュア時代にも大した戦績があるわけでもなく、プロデビュー戦では近接戦がまるで出来ずに劣勢だったのになぜか判定勝ちになった1勝だけの選手。今後、彼女が大化けする可能性はありますが、いまはまだ単なるアマ上がりのいち選手ですよ。それなのにプロ2戦めで東洋タイトル戦とは・・。
女子ボクシングはインチキです、と言っているようなもんですね。
バンタム級 4回戦
谷山佳菜子 たにやまかなこ(ワタナベ)デビュー戦
VS
スマリー・トンプートーン Sumalee Tongpootorn(タイ)
これもガッカリです。空手でもキックでも王者だった谷山選手の相手が、ボクシングに来たらバイトさんになってしまうとは。
スマリー選手はいくつもの名前で試合をやっているバイトさんです。ノンヌンと言う名前で神田桃子選手の相手をしたこともあります。
複数リングネーム使用でアウトじゃないんですか、JBCさん?
やっと日本の女子のボクシングも良い方に向いてきたと思ったのに・・・また思いっきり暗黒時代に逆戻りですね。デタラメタイトルマッチとタイのバイトさん。
本当に腐ってるなあ。
一部には真面目に軌道修正している人もいるのに、その努力を木っ端微塵にする無法者もいて、そのひとたちが申請したむちゃくちゃなタイトルマッチをコミッションが認定しちゃうんですから、もう本当に「ダメなのね」と言うしかありません。
アトム級 4回戦
澤井乃美 さわいなみ(井岡弘樹)
VS
村井理 むらいりん(グリーンツダ)デビュー戦
江畑佳代子 えばたかよこ(ワタナベ)19戦12勝(うちタイ人6)7敗2分6KO(うちタイ人3)
多田悦子 ただえつこ(前IBF女子世界ミニフライ級王者/現WBOアジアパシフィック女子ミニフライ級王者/真正)22戦17勝(うちタイ人8)3敗2分5KO(うちタイ人5)
藤原芽子 ふじわらわかこ(現OPBF女子フェザー級および日本女子フェザー級王者/真正)10戦6勝(うちタイ人0)2敗2分1KO(うちタイ人0)
三好喜美佳 みよしきみか(OPBFフェザー級前王者/川崎新田)25戦13勝(うちタイ人3)11敗1分5KO(うちタイ人3)
ワッサナ・カームデー(タイ)7戦3勝4敗2KO
佐伯霞 さえきかすみ(真正 B級ライセンス)2戦2勝(うちタイ人1)1KO(うちタイ人1)
松田恵里 まつだえり(TEAM10COUNT B級ライセンス)1戦1勝(うちタイ人0)
慶美奈代 けいみなよ(真正 B級ライセンス)9戦6勝(うちタイ人0)3敗1KO(うちタイ人0)
谷山佳菜子 たにやまかなこ(ワタナベ)デビュー戦
スマリー・トンプートーン(タイ)25戦9勝15敗1分
澤井乃美 さわいなみ(井岡弘樹)3戦2勝(うちタイ人1)1敗1KO(うちタイ人1)
村井理 むらいりん(グリーンツダ)デビュー戦
*日時 2018年12月1日(土)開始12:30
*場所 エディオンアリーナ大阪 (府立第2)
*料金 リングサイドA 20,000円/リングサイドB 10,000円/立見・自由席 5,000円
*問合せ 真正プロモーション 078-335-5157
当ブログのイベント告知は正式のものではありません。
イベントの内容、日時、場所、料金については必ず主催者にお問い合わせください。
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