Kick Boxing
2009年3月20日(金)Kー1MAX KOREAで、判定勝利したイム・スジョン選手(韓国)の試合後のインタビューが、韓国のネットで公開されましたので、抜粋をご紹介します。
ソウルの観客の予想を越えた激戦
試合後、リング上で涙を流すふたり
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イム・スジョン選手が、日本の少女ファイターレーナ選手と4ラウンドの激戦の結果、勝利を手にしました。
二人は試合後、抱き合って熱い涙を流しました。大変だった練習の日々、そして敗北の悲しみ、いろんな意味のある涙でした。
試合の前にはたいていの人がイム・スジョン選手の無難な勝ちを予想しました。しかし、レーナ選手は激しく戦いを挑み、イム選手は無限に続くレーナ選手の攻撃に苦戦、第3ラウンド終了時には1ポイントのリードを許していました。
試合を終えた感想は?
A久しぶりの試合でしたし、どうしても勝ちたい試合でした(急に泣き出すイム選手)。肩の荷が重かったのです。わたしが良い試合をすれば女子格闘技の地位を上げることが出来ると思ってました。なのに・・・実際は思ったように動けなくて・・・多くの面で足りないことがありました。
レーナの技術面はどうでした?
Aとても速かったです。わたしは相手の動きを把握するということがまだまだです。
3ラウンドが終わったとき、負けたと思いませんでした?
A延長戦になると思いました。
減量失敗が影響しましたか?
A減量失敗よりも鼻骨骨折してからのパンチに対する恐怖感のほうがあるんです。チョン・ヨンシル選手がたくさん練習を付き合ってくれましたが、わたしにとってはまだその部分が宿題のようです。相手のパンチがちゃんと見えてなかったのです。
失礼な質問ですが、どうして泣くのですか?どうして泣いたのですか?
Aわたしにもわからないのです。試合のあとは感情のコントロールが出来ませんでした。
体重調整に失敗した原因は?
A負傷治療に気を使っているうちにかなり体重が増えてしまったのです。
試合後にレーナ選手と抱き合って泣いて心が通じませんでしたか?
Aわたしには妹がいないのですが、妹のような気がしました。選手としてこんなに努力することができるようにしてくれたレーナ選手に心から感謝しています。
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イム・スジョン選手は、昨年9月のムエタイ世界トーナメントで鼻の骨を折る負傷をして、試合後、鼻骨を金属で補強する手術を受けています。まだその時の心理的な後遺症があるみたいですね。
最後に、インタビューに出て来たチョン・ヨンシル選手と、イム・スジョン選手の試合の動画をご紹介します。2006年にネオ・ファイトのリングで、キックルール2分3ラウンドで対戦したときのものです。
イム・スジョン選手(青コーナー) チョン・ヨンシル選手(赤コーナー)
前回記事 Kー1 レーナ VS イム・スジョン 結果
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