Boxing
2010年5月18日(火)後楽園ホール
ザ・カンムリワシ・ファイト Vol.35 没後7年白井義男追悼試合
OPBF東洋太平洋ライトフライ級タイトルマッチ 10回戦
王者 菊地奈々子(白井・具志堅)
VS
挑戦者 ジェレミー・タバスタバス(フィリピン)
ファンの方たちからの花束を受け取っていよいよゴングが近づきます。
菊地選手はかつて保持していたWBC世界王座を1度防衛した経験がありますが、東洋太平洋王座の防衛戦は今回が2度目。ここをきっちり勝利して、再び世界の王座に返り咲きたいところ。
挑戦者は東洋太平洋1位のジェレミー・タバスタバス選手。名前をコールされると手と足を元気に振り上げてやる気充分。
1回 タバスタバス選手は軽快なフットワークとともに肩でリズムを取りながらジャブのタイミングをはかります。
3回 しかし、引いて守られるよりは出て来るほうが菊地選手にとっては好都合。右を打ち込もうとする挑戦者を左で冷静に迎撃。
4回 タバスタバス選手は何度も右のロングフックを強振。しかし、独特の動きで上体の位置をつねに変化させるチャンピオンにこれをヒットするのは至難のわざ。
完全に一方的になったところでレフリーが試合をストップ。同時に挑戦者コーナーがタオル投入。
前回に続いてTKOで防衛した東洋太平洋のベルト。リング上でマイクを持った菊地選手は「次は世界に行きたいです。富樫選手と決着をつけます。」と宣言しました。
勝利した王者を迎えようと赤コーナー花道に集まったファンのひとたち。
OPBF東洋太平洋ライトフライ級タイトルマッチ 10回戦
○王者 菊地奈々子(白井・具志堅)
4回1分29秒TKO
×挑戦者 ジェレミー・タバスタバス(フィリピン)
菊地奈々子選手のTKO勝利。
この結果、両選手の戦績は以下のようになります。
菊地奈々子 きくちななこ 16戦12勝3敗1分5KO
ジェレミー・タバスタバス(フィリピン)9戦5勝2敗2分1KO
(戦績はJBC認定以前からの通算です)
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コメント
しつもん。OPBFチャンピオンの写真を見るとベルトが緑だったり白だったりするけどあれはどういうこと?
実はOPBFのベルトには決まったデザインが無いんだそうです。タイトル獲得の時にはリング上で緑色のベルトが渡されますが、あれは仮のもので、実際は王者は好きなデザインのを巻いていいことになっているとのこと。男子のOPBF王者もけっこう違うデザインのベルトを巻いてますよ。
21日のスポニチの 十字路という コラムに 天海ツナミ選手のタイトルマッチのことが 書いてありました。記者の意見 まったくそのとおりだと思いました。読んでみては。
女子OPBFの仮ベルトは緑色
自分で作るとデザインは決まっていて白色
OPBFの規定ではベルトは色もデザインも決まってない。しかし、ベルト屋にあるデザインは決まっている。違うのを作ろうと思えば作れるがデザイン料がかかると思う。