観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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激化するカナダの女子ボクシングサバイバル ジェリーナ・マジョナビッチ VS リンゼイ・ガーバット 決定

 Boxing
2010年11月19日(金) カナダ エドモントン

ライト級8回戦
ジェリーナ・マジョナビッチ(カナダ)
VS
リンゼイ・ガーバット(カナダ)

 元WIBFライト級/元WBCスーパーフェザー級王者のジェリーナ・マジョナビッチ選手(カナダ)が8回戦をおこないます。

 マジョナビッチ選手は昨年4月にオリビア・ゲルーラ選手に王座を奪われたあと、一階級上のライト級王者アン・マリー・サクラート選手に挑戦しますがこれも判定で敗れて王座獲得ならず、現在は無冠のまま返り咲きを狙ってノンタイトル戦で腕を磨いています。

 ところが、11月の試合は世界中から対戦者をさがしてもなかなか決定せず、マジョナビッチ選手は「やれというならママとだって戦うわ」と開き直っていましたが(笑)、ついに対戦相手が発表されました。同じカナダ人のリンゼイ・ガーバット選手です。

 なーんだ同国人どうしか、と思う前に現在のWBCスーパーフェザー級のランキングをご覧ください。
王者 オリビア・ペレイラ・ゲルーラ(カナダ)
1位 リンゼイ・ガーバット(カナダ)
2位 ジェシカ・ラコッチー(カナダ)
3位 ジェリーナ・マジョナビッチ(カナダ)
なんと、上位をカナダ勢が完全独占中なんです。

 というわけで、ジェリーナ・マジョナビッチ VS リンゼイ・ガーバットは世界3位と世界1位の戦い。ノンタイトル戦にも関わらずBoxRecは最高ランクの五つ星を付けました。
BoxRec

 最新インタビューでのマジョナビッチ選手のことば

「わたしはこのスポーツのすべてが好きです。トレーニングも、仲間の選手と一緒に準備をすることも。でも一番好きなのは戦うこと。」
「わたしの前に立つ誰とでも戦います。わたしは戦うことが好き。でも、そうね、うまくいかなかったときはイライラするのは事実。そんなときはジムでハードに練習して、次に誰と組まれてもいいように準備をするしかないわ。」
「はっきり言って自分の名前の前に元王者と書かれるのは最悪の気分よ。」
「 *前回の試合では、今までで一番自分の強さと自信を感じたわ。この調子で今後もやっていく。」( *5月にドミンガ・オリボ選手にTKO勝ち)

 WBCスーパーフェザー級のゲレーラ選手以外にも、WBAスーパーバンタム級のリサ・ブラウン選手、WBC/WBO/IBFフェザー級のジーニー・ガーサイド選手という世界チャンピオンが並び立ち、最高に充実しているカナダの女子ボクシング界。しばらくは目が離せません。

[マジョナビッチ選手の最近の動画が見つからないため、二年前のものを貼りました。ヒザの手術からのカムバック戦のころです。]

ジェリーナ・マジョナビッチ(カナダ)30戦24勝5敗1分12KO
リンゼイ・ガーバット(カナダ)9戦5勝3敗1分3KO

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