先日、東京のFMラジオ局 J-WAVEの番組にゲスト出演してボクシングの話をしていたしずちゃん(南海キャンディーズ)は「女子なのにどうしてボクサーになりたいと思ったの?」という質問に「女子なのに、というのは関係ないというか、戦いたいというあこがれがずうっと子供の頃からあったから」と答えていました。
これって、しずちゃんだけじゃなくて大多数の女子格闘技選手が同じだと思います。性別とか関係なく、ただやりたいスポーツがそれだということなんです。
スポーツへの興味は性別とは関係ありません。男子がみんな格闘技をやるわけではありませんし、格闘技をやる人がみんな男子であるわけでもないのです。
「女子なのに」にいちばんこだわるのは格闘技ライターの女性たちかもしれません。まず、自分が女子であって、取材対象が女子であって、という切り口で書きますよね。選手は「格闘技選手」である以前に「女子」という感じです。
どういう書き方も自由と言えばそうですけど、ひとつカンベンしてほしいのは、選手紹介を見た目にからめること。かわいいとか、きれいとか、キュートとか。そうじゃなければ「森の小動物のよう」とか。
それ必要ですか?自分がライターとしての評価以前にそう言われたらどうです?
女子ボクシングや女子格闘技には女子ならではの試合の面白さがあるんです。女子にこだわるならそこでしょう。面白いんですから。
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コメント
これは格闘技だけじゃなく他のスポーツや一般社会にも当てはまりますね。女子なのに、女だてらに、そういう考え方をしてる人やそうやって問い掛ける人は、自分自身にそういう能力があるのか、時代の流れに付いていけるかですよ。時代は刻々と変化していきます。むしろ女性が過酷な世界で頑張ってるなら、応援してやる気持ちが必要ですし、自分自身も負けられない気持ちが必要ですよ。
生い立ちとか出産とか離婚とかのどうでもいいネタが多いのが女子ライター