Boxing
2011年1月22日(土) メキシコ ネツァワルコヨトル市
WBCスーパーフライ級タイトルマッチ 10回戦
王者アナ・マリア・トレス(メキシコ)
VS
挑戦者山口直子(白井・具志堅)
IBFライトフライ級タイトルマッチ 10回戦
イルマ・サンチェス(メキシコ)
VS
カティア・グティエレス(メキシコ)
IBFフライ級タイトルマッチ 10回戦
アーリー・ムチーノ(メキシコ)
VS
シャンテル・コルドバ(アメリカ)
今月15日の後楽園ホールに挨拶に訪れた東洋太平洋スーパーフライ級王者の山口直子選手はリング上で「来年1月22日にメキシコで試合をすることになりました」と世界挑戦を正式に発表しました。
7連続防衛中のエストレージャ(スター選手)アナ・マリア・トレス選手は、パワーとハートの強さ、試合運びの巧みさで現在の女子ボクシングを代表する名選手ですが、山口選手も日本が誇る世界トップクラスの実力者。ふたりともファイタータイプであり、パワーパンチが飛び交うスリリングな試合が予想されます。
小細工無しの実力勝負を好む王者トレス選手と山口選手のボクシングスタイルはよくかみ合うと思われますが、破壊力は互角でもハンドスピードとコンビネーション、ショートの技術では山口選手がまさると思いますので、いつもどうりのボクシングを出来れば山口選手が世界のベルトを奪取する可能性は高いでしょう。
危険なポイントは大きな人気を持つトレス選手への地元ファンの熱狂的な応援。そして、会場となるネツァワルコヨトル市が標高2,200メートルで、酸素が平地の65パーセント(!)であること。あの富樫直美選手が9月の防衛戦で「1ラウンドで息があがった」と語ったグアダラハラよりもさらに600メートルも高地なのです…。
しかしその障壁をクリアして山口選手が栄冠を勝ち取ることを心から願います。山口直子がんばれ!
なお、当日は山口直子vsアナ・マリア・トレス以外にもふたつの女子世界戦が組まれています。
まずは、先日富樫直美選手(ワタナベ)のWBCライトフライ級王座に挑んで敗れたイルマ・サンチェス選手(メキシコ)が同じメキシコのカティア・グティエレス選手とIBF(今年女子王座の認定を始めたばかりのメジャー団体)のライトフライ級王座決定戦。
もうひとつは今年7月にドイツでフライ級3団体統一王者スージー・ケンティキアン選手との試合が負傷無効試合になってしまったアーリー・ムチーノ選手(メキシコ)がアメリカのシャンテル・コルドバ選手とIBFフライ級王座決定戦をおこないます。
WBCスーパーフライ級王者
アナ・マリア・トレス 27戦22勝3敗2分13KO
WBCスーパーフライ級1位
OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者
山口直子 やまぐちなおこ 19戦14勝2敗3分12KO
WBCフライ級5位
アーリー・ムチーノ 10戦10勝0敗6KO
WBCライトフライ級8位
シャンテル・コルドバ 9戦8勝1敗1分3KO
WBCライトフライ級1位 WBCフライ級ユース王者
イルマ・サンチェス 23戦18勝4敗1分
WBCミニフライ(ストロー)級15位
カティア・グティエレス 15戦11勝2敗3KO
(戦績はJBC認定以前からの通算です)
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コメント
山口選手ならやってくれると思いますただ…スタミナが心配ですけど…。でも「絶対にかつ 」と約束してくれたので信じてます
必勝!山口直子!!