Muaythai
2012年1月22日(日)東京 ディファ有明
REBELS.10
WPMF日本アトム級タイトルマッチ
2分5ラウンド 延長無し ムエタイWPMF日本ルール
王者 Little Tiger(F.TEAM TIGER)赤
VS
挑戦者 飯田なお(新宿レフティージム)青
第1ラウンド ともに蹴り技を得意とするふたりがムエタイルールでの対決。Little Tiger選手にとってはこれが同王座の初めての防衛戦。飯田選手は初めてのタイトルマッチになります。
飯田選手は攻撃的に出て行こうとしますが、この動きを冷静に見ているLittle Tiger選手。
打っていく瞬間を読んでのローキック、サイドキックで飯田選手は体勢を崩されてなかなか入っていけません。
それではと組み技に持ち込む流れになりますが、ここでもLittle Tiger選手が優勢。
第2~3ラウンド 高さと速さのあるキックで飯田選手を牽制する王者Little Tiger選手。
しかし、挑戦者のラッシュは首相撲で止められ、その体勢から投げようとすると反対に王者に投げ返されるなど、組み技の技量の差は明らか。
さらにLittle Tiger選手は飯田選手のパンチに合わせて強烈なカウンター。
左右のローもよく走っている王者Little Tiger選手が試合の主導権を握ります。
第4ラウンド 飯田選手にとってはLittle Tiger選手のローキックが大きな障害。
さらにサイドキックも的確で、飯田選手は自分の距離で戦うことが出来ません。
第5ラウンド 中間距離で主導権を取られている飯田選手は接近戦から投げを狙いますが、王者の腰は強く、きれいな投げを許しません。
このままでは終われない挑戦者は、王者の蹴りと刺し違える覚悟でパンチの連打、
さらにはキックも積極的に打っていきますが、ポイントを取るには威力の面でいま一歩。
最後まで食い下がる飯田選手を王者は巧みに首相撲に捉え、ゲームコントロールを守ったまま試合終了。
飯田選手のガッツで盛り上がったタイトルマッチでしたが、内容的にはLittle Tiger選手の技の引き出しの多さと、安定した組み技、打点の高い蹴り技、効果的なローキックで文句無しの完勝だったと思います。ナイスファイトでした。
WPMF日本アトム級タイトルマッチ
2分5ラウンド延長無し ムエタイWPMF日本ルール
○王者 Little Tiger(F.TEAM TIGER)
判定2-0
×挑戦者 飯田なお(新宿レフティージム)
Little Tiger選手がWPMF日本アトム級タイトルの防衛に成功。
(49-48、49-49、50-48)
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