Muay Thai
2012年4月15日(日)東京 ディファ有明
REBELS.11
アトム級 2分3R WPMF日本ルール
Little Tiger リトル・タイガー(F.TEAM TIGER/WPMF日本女子アトム級王者)
VS
百花 ももか(T.B.NATION)
WPMF日本アトム級王者リトルタイガー選手(写真向かって右)のノンタイトル戦。今回の対戦者はこの試合が8戦めとなる百花選手19才。
第1ラウンド 両者ローと前蹴りを出し合いながら50秒が過ぎた頃、リトルタイガー選手が素早いサイドキック。これが百花選手のアゴに命中して顔面をハネ上げます。
その後に続く接近戦でも組み技で完全に百花選手を崩してみせるリトルタイガー選手。二人に技術の差、体格の差があるのは一目で分かりますが、同時に目につくのは筋肉量の違い。これは勝負にならない感じです。
1分15秒、パンチで打って出ようとした百花選手にサウスポーのリトルタイガー選手の左ストレートがカウンターヒット。百花選手はキャンバスに背中から倒れてダウン。このラウンドはリトルタイガー選手が完全にリード。
第2ラウンド こうなると観客席の関心は勝負そのものよりも王者リトルタイガー選手の戦いぶりに移ります。そのことを充分わかっているタイガー選手はここでいきなりの飛びヒザ蹴りを1発、さらにもう1発と連射。
そして、左右の蹴り。当たりそのものは浅いながらも試合の流れは完全にリトルタイガー選手。観客席も盛り上がります。百花選手は手は出しているのですがパンチもキックもふわふわと軽く、地に足がつかない感じ。
第3ラウンド 青コーナーに一瞬鋭い視線を飛ばして最終ラウンド開始のゴングを聞くリトルタイガー選手。
この回も鋭い蹴りのタイガー選手。百花選手は反撃の糸口をなかなか見いだせません。
蹴りの相打ちでも、首相撲でも、勝つのは常にリトルタイガー選手。
判定は3-0でリトルタイガー選手が圧勝。勝ち負けだけではなく、選手としての風格や、見せるという意識でもリトルタイガー選手には素晴らしいものがありました。いい選手ですね、本当に。
百花選手からは勇気は伝わってきましたが、あとはいろんな意味でまだまだ。今後に期待します。
アトム級 2分3R WPMF日本ルール
○Little Tiger リトル・タイガー(F.TEAM TIGER/WPMF日本女子アトム級王者)
判定 3-0
×百花 ももか(T.B.NATION)
Little Tiger選手の判定勝利
(百花選手は1ラウンドにダウン1)
コメント
リトルタイガー選手は流石の試合運びですが、百花選手が判定までもっていけたのは今後に期待できそうな感があるわ~