Boxing
2012年4月27日(金)スウェーデン リンヒェービング
BEST OF THE BEST
WBCスーパーフェザー級タイトルマッチ 10回戦
○王者 フリーダ・ウォルバーグ(スウェーデン)
判定3-0
×挑戦者 アマンダ・セラノ(プエルトリコ)
フリーダ・ウォルバーグ選手の判定勝利
(98-93、97-93、96-94)
スーパーウェルター級 6回戦
○ミカエラ・ローレン(スウェーデン)
判定3-0
×シンディ・セラノ(アメリカ)
ミカエラ・ローレン選手の判定勝利
アマで素晴らしい戦績を残し、プロでも10戦全勝中のWBCスーパーフェザー級第3代王者フリーダ・ウォルバーグ選手(スウェーデン)が、15戦無敗のIBF同級王者/WBC同級1位のアマンダ・セラノ選手(プエルトリコ)とWBCのタイトル防衛戦で激突しました。
試合を伝えるスウェーデンのウェブサイト
結果はユナニマスデシジョンでフリーダ・ウォルバーグ選手がタイトルを防衛。敗れたアマンダ・セラノ選手はIBF王座を返上して無冠になったもよう。しかし、今回の試合で高い評価を得たアマンダ・セラノ選手には、今後、ウォルバーグ選手の王座への再チャレンジが認められる可能性があるとのこと。
アンダーカードでは地元のミカエラ・ローレン選手が、アメリカのシンディ・セラノ選手をユナニマスの判定でやぶっています。
女子がメインだったこの大会には地方都市での開催にもかかわらず3,000人の観客が集まり、かなりの盛り上がりを見せたそうです。
女子の世界タイトルマッチを二つも三つも寄せ集めてもその半分も入らない日本の状況とは大違いですが、それは無敗の王者どうしが正面からぶつかる好カードですから当たり前といえば当たり前。
無名の二流三流選手を強豪に見せかけて連れてくる日本の女子ボクシング界とは、スポーツ文化が根本から違う感じ。関係者は「日本の女子は人気が出ない」と愚痴をいう前に本当に強い選手とのまともなカードを組む努力をしてほしいです。
この結果各選手の戦績は以下のようになります。
フリーダ・ウォルバーグ(スウェーデン)11戦11勝2KO
アマンダ・セラノ(プエルトリコ)16戦14勝1敗1分9KO
ミカエラ・ローレン(スウェーデン)17戦15勝2敗5KO
シンディ・セラノ(アメリカ)22戦15勝5敗2分7KO
前回記事 アマンダ・セラノ vs エラ・ヌネス スーパーフェザー級8回戦 動画 ボクシング女子
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