Boxing
2011年9月3日(土)スウェーデン カルルスタード
The Night Of The Champions
WBCスーパーフェザー級タイトルマッチ 10回戦
王者 フリーダ・ウォルバーグ(スウェーデン)
VS
挑戦者 オリビア・ゲルーラ(カナダ)
昨年11月にWBCスーパーフェザー級第2代王者オリビア・ゲルーラ選手(カナダ)をユナニマスデシジョンでくだして同級の第3代王者となっているフリーダ・ウォルバーグ選手(スウェーデン)が、9月3日にゲルーラ選手とリマッチをおこなうことが決定しました。
2010年11月27日 ゲルーラVSウォルバーグ
ウォルバーグ選手のホームのスウェーデンでは1970年に政府によってプロボクシングが禁止になって以来30年以上も公式戦がおこなわれませんでしたが、ここ数年になってようやく4回戦などに限ってプロの試合が解禁されました。しかし、10回戦はなかなか認められず、WBCのインターナショナル王座決定戦でさえも6回戦を強制されるなど、きびしい時代はつい最近まで続いていたのです。
そんな中でおこなわれた昨年11月のゲルーラVSウォルバーグのWBCスーパーフェザー級タイトルマッチも10回戦は不許可で、「のちに10回戦でリマッチをすること」を条件にWBCさんサイドが譲歩して特例の8回戦として開催されました。
今回はその試合のリマッチですが、長い間の交渉が実り、ついに政府によって公式に10回戦でのタイトルマッチとして認められることになったものです。この日はスウェーデンのプロボクシングファンにとっては待ちに待った「歴史的な一日」となることでしょう。
上掲の動画は前回のふたりの対戦のハイライトですが、風神ライカ選手(竹原&畑山)、ジェリーナ・マジョナビッチ選手(カナダ)、ミリアム・ショマズ選手(フランス)を連破して最強を誇っていたゲルーラ選手がハッキリと押されていることが確認出来ると思います。ウォルバーグ選手恐るべし、ですね。
ゲルーラ選手が心技体のバランスを取り戻してリマッチで雪辱なるか、それともウォルバーグ選手が返り討ちにするのか?9月22日に日本でおこなわれる風神ライカ vs ジェリーナ・マジョナビッチの勝者が、このタイトルマッチの勝者に挑戦することが決まっており、日本のファンにとっても大注目の一戦となることでしょう。
フリーダ・ウォルバーグ(スウェーデン)9戦9勝2KO
オリビア・ゲルーラ(カナダ)26戦13勝11敗2分3KO
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