2012年6月3日(日)東京 後楽園ホール
SHOOT BOXING2012 ~Road to S-cup~ act.3
JKS48トーナメント一回戦 48kg契約 2分3R(延長1R)
城侑沙 たちゆさ(ストライキングジムAres)赤のグローブ
VS
MARI まり(TEAM武装)青のグローブ
第1ラウンド サウスポースタイルの城選手、オーソドックスにかまえるMARI選手。
城選手は右のジャブと回し蹴りを多用し、mari選手は左右のストレートと前蹴り、ローキックで攻めます。
距離が詰まるとすぐに組んでいく城選手は、投げるチャンスがあればいつでも投げたいという感じ。大外刈りのような感じでMARI選手を倒します。これはシュートボクシング的にはポイントにはなりませんが、相手にとってはいやな技でしょう。
両者ともに積極的に攻め、なかなかいい打撃を出していますが、まだ試合はどちらの流れとも言えません。
第2ラウンド このラウンドは中間距離で打ち合っては離れ、また打ち合うということが繰り返されます。
打撃の実力で伯仲している両者、なかなか差がつかない試合展開です。
第3ラウンド このラウンドも中間距離の打撃戦。距離が近付くと投げにいくことが多いのが城選手。柔道の基礎があるようです。MARI選手も時々投げにトライしますが、こちらはまだ形だけの感じ。
均衡した展開のまま、残り時間があと30秒となる頃、城選手の右ミドルを左腕で抱え込みながらパンチを打っていくMARI選手。
しかし、城選手は右脚をサッと引き抜くと同時に体を反転、相手を巻き込むようにとらえると…
MARI選手は反撃に出ますが、残り時間はわずか。追撃及ばず終了のゴングとなりました。
判定はユナニマスで城選手。両者ともにしっかりした基礎を持ち、3ラウンドを全力で戦うスタミナと、ガンガン前に出るファイティングスピリットを備えたいい選手だと思います。
このJKS48というトーナメントの開始が発表された時、正直言ってレベル的にはどうなのだろうかという心配をしてしまいましたが、出場選手8名による一回戦はいずれもプロデビュー戦の基準を満たしていたことに安心するとともに、若い世代が確実に育っている事実をうれしく思いました。
このトーナメントの準決勝と決勝が非常に楽しみになってきました。
JKS48トーナメント一回戦 48kg契約 2分3R(延長1R)
○城侑沙 たちゆさ(ストライキングジムAres)
判定 3-0
×MARI まり(TEAM武装)
城侑沙選手の判定勝利
(投げにより城侑沙選手シュートポイント1獲得)
勝ち上がった城侑沙選手は、8月25日のGirls S-cupでおこなわれるJKS48トーナメント準決勝に出場する権利を獲得しました。同日のうちに決勝戦もおこなわれトーナメント優勝者が決定します。
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