Boxing
2012年10月6日(土) メキシコ ナヤリット州 テピク
“Nueva guerra Mexico vs Japon”
WBAバンタム級タイトルマッチ 10回戦
王者 ジャネス・ペレス(メキシコ)
VS
挑戦者 天海ツナミ(アルファ/前WBAスーパーフライ級王者)
WBCバンタム級タイトルマッチ 10回戦
王者 スージー・ラマダン(オーストラリア)
中止(契約上の行き違いでキャンセル)
挑戦者 ヤスミン・リヴァス(メキシコ/IBFバンタム級王者)
日本が誇る世界屈指の実力派ボクサー天海ツナミ選手の次戦が正式に発表されました。10月6日にメキシコでおこなわれるWBAバンタム級王者ジャネス・ペレス選手との世界タイトルマッチです。
ツナミ選手は2009年2月から保持していたWBAスーパーフライ級の王座を7月に不可解な判定によって失いましたが、そのボクシングにはますます磨きがかかって実力は上昇の一途。
今回はいままでより一階級重いバンタム級へのチャレンジで、王者のペレス選手は18戦無敗の22才。重いパンチとメキシカンらしい強いハートのタフなチャンピオン。ツナミ選手の世界戦の相手として不足はありません。非常に面白い試合が期待出来そうです。
開催地として予定されているテピクという都市は海抜950mで、メキシコの会場としてはそれほど高いところではありませんが、例によって突然場所が変更される可能性もあり、油断は禁物。
王者のジャネス・ペレス選手にとってはこの試合は3回めの防衛戦となりますが、ペレス選手はIBFバンタム級王者のヤスミン・リヴァス選手(メキシコ)をライバルとしてマークしており、なるべく早い時期にお互いのベルトをかけて戦いたいという希望を持っているようです。
しかし、ヤスミン・リヴァス選手にはWBCバンタム級王者のスージー・ラマダン選手(オーストラリア)というもう一人のライバルがいて、このふたりはなんと、ペレス vs ツナミの試合がおこなわれる同日、同所でWBCタイトルマッチで二度目の対決が予定されています(一度めはリヴァス選手のIBF防衛戦でリヴァス選手が勝利)。
ペレス、リヴァス、ラマダンの三人の世界王者のライバル関係はメキシコでは『バンタム級世界女王勝ち抜き戦』と呼ばれて注目を集めていますが、ここにツナミ選手が加わる豪華なマッチメイクでメキシコボクシング界は勝負をかけてきたわけです。
ラマダン選手に微妙な判定で敗れた元WIBF王者のアリシア・グラフ選手(オーストラリア)もいずれこのバンタム級最強女王を決める戦いに参加してくることは明らか。この5選手の動きがこれからの女子ボクシングの大きな流れを作っていくような、そんな予感をかかえつつ2012年秋の戦いが始まろうとしています。
ジャネス・ペレス(メキシコ)18戦16勝2分4KO
天海ツナミ てんかいつなみ(アルファ)22戦18勝4敗7KO
スージー・ラマダン(オーストラリア)24戦23勝1敗8KO
ヤスミン・リヴァス(メキシコ)36戦25勝7敗9KO4無効試合
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