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ディアナ・プラザックがホリー・ホルムの地元に殴り込み 2団体王者決定戦 予定 プラザックのトレーナーは『地上最強の女』ルシア・ライカー ボクシング女子

 Boxing

holm_prazak2012年12月7日(金)アメリカ ニューメキシコ州 ルート66カジノ
“FIRE & ICE”

IBA/WBFed.ライトウェルター級王座決定戦 10回戦
ホリー・ホルム(アメリカ)
VS
ディアナ・プラザック(オーストラリア)

 パウンド・フォー・パウンド女子世界最強と言われるアメリカの強豪ホリー・ホルム選手が、12月に異色の世界王者ディアナ・プラザック選手と戦います。

 プラザック選手はIT系の会社を経営する実業家ですが、仕事関係で知り合った人たちとのパーティーに顔を出す毎日の結果、体重が90kgを越え、ヘヴィースモーカーということもあって体調も良くない状態でした。そこでダイエットと健康管理のために27才の時に始めたのがボクシング。

 そこまではよくある話ですが、プラザック選手はアマチュアボクシングで勝利を重ねるとプロに転向。そして昨年9月、アメリカの名王者メリッサ・ヘルナンデス選手をトレーナーにむかえて世界タイトルマッチに出場、30才でWIBAスーパーフェザー級のチャンピオンになってしまったのです。

 その後は同王座を防衛中の彼女ですが、それだけでは飽き足らず、今回は尊敬する強豪ホリー・ホルム選手との対戦者に名乗りをあげました。

 地元のオーストラリアを離れてロサンゼルスのジムで汗を流すプラザック選手の現在のトレーナーは、『地上最強の女』『世界で最も危険な女』と呼ばれた伝説の格闘女王ルシア・ライカーさん。

 ライカーさんはオランダ流のパワフルでシャープなキックボクシングで世界を征したあとボクシングに転向、17戦全勝のまま引退した超強豪。

 そして、ライカーさんのボクシングの師匠はあの名トレーナーのフレディー・ローチさんですから、ライカーさんの指導を受けるということはフレディー・ローチ系のボクシングを吸収するチャンスでもあります。

 上掲の動画は1996年の対ケリー・ジェイコブス戦の時のローチさんとライカーさん。ローチさんはこの3年後にマニー・パッキャオ選手と出会うことになります…。

 今回の試合ですが、ふたりの体重差が3階級分ほどありますので、現ウェルター級王者のホルム選手は1階級さげ、現スーパーフェザー級王者のプラザック選手は2階級あげて、ライトウェルター級で戦うことになりました。

IBA/WBFed.ウェルター級王者
ホリー・ホルム(アメリカ)36戦31勝2敗3分9KO

WIBAスーパーフェザー級王者
OPBFスーパーフェザー級1位
ディアナ・プラザック(オーストラリア)8戦7勝1敗5KO

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