Muaythai
２０１２年１１月１１日（日） 東京 ディファ有明
M-1 ムエタイチャレンジ Sutt Yod Muaythai vol.4 Part1
ＷＰＭＦ世界女子二大タイトルマッチ
ＷＰＭＦ世界女子フェザー級タイトルマッチ ２分５Ｒ（肘あり）
王者 サーオシン・ソーソピット（タイ／WMCフェザー級王者）
ＶＳ
挑戦者 ＡＺＵＭＡ あずま（y-park／BONITA BOXEOフェザー級王者）
３月のタイトルマッチではサーオシン選手から鮮烈なダウンを奪いながら、試合後半にヒジでの反撃にあって逆転流血ＴＫＯ負けを喫したＡＺＵＭＡ選手が、再びチャレンジャーとして王者サーオシン選手の前に登場。
先日、若くして交通事故で急逝したジムの先輩三好純選手のコスチュームをまとい、必勝の意気でリングイン。
王者サーオシン選手はタイの国王夫妻の写真といっしょに入場。
タイの選手が国王の写真を持って来るのは「親愛なる国王に勝利を贈ります。必ず勝ちます。」という尋常じゃない決意と自信のあらわれ。超ガチモード。これは大変な試合になりそうです。
第１ラウンド ゆっくりなリズムから、たがいにキックで敵の出方をさぐる展開の中で、サーオシン選手がいきなりのヒジ打ち。。
イザというときのムエタイの最後の武器であるヒジ打ちを最初から見せてきたのは前回の再現を印象づけるための心理作戦であるのは明らかですが、ＡＺＵＭＡ選手は冷静に対処。
派手な技こそ飛び交うものの、まだ本格開戦には至らずに互角。
しかし、大きな蹴りを繰り出してきたと思えば、突然、首相撲を仕掛けて、体を預けるようにして倒れこんでくるサーオシン選手が自分のペースをつかみつつあるようです。
第２ラウンド 蹴りのやり取りの中にもヒジ打ちの構えを織り込んでくるチャンピオン。
ＡＺＵＭＡ選手は反射的にガードを上げてヒジに備えますが、中段の空いたところをヒザやミドルで狙われてしまいます。
サーオシン選手は技と技のつなぎが非常に速くてなめらかな印象。技をどう組み立てるかの判断も速いですね。
第３ラウンド ローとパンチで攻め込むＡＺＵＭＡ選手ですが、ポイント的には派手に反撃する王者に流れそうな展開。
ヒジで意識を上のほうに誘導してから中段にヒザを入れるサーオシン選手。
ＡＺＵＭＡ選手の攻撃をヒジ打ちで迎えつつ、強烈なミドルキック。
ＡＺＵＭＡ選手は速いコンビネーションなどで攻めますが、攻められたあとには必ず反撃を入れてポイントを死守するチャンピオン。
第４ラウンド サーオシン選手のキックにＡＺＵＭＡ選手がカウンターパンチを命中させると…
サーオシン選手も打ち返して激しいパンチ合戦となりますが、ここはＡＺＵＭＡ選手が打ち勝った印象。
さらにローキックでぐらつかせ、ボディー打ちで攻めるＡＺＵＭＡ選手。
第５ラウンド 開始直後、ＡＺＵＭＡ選手のバックキックはジャストミートせず。
王者は首相撲に持ち込みながらヒザ蹴り。
そして、自分が上になるような形で浴びせ倒し。これはポイントになります。
今回は前回の対戦の時よりも飛躍的にパンチの防御がうまくなっているサーオシン選手。まともにもらってしまうシーンは少なかったのですが、しかし、その顔面をついにＡＺＵＭＡ選手の強力なパンチがとらえはじめます。残された時間はわずか…
最後はサーオシン選手の印象的なキックが試合にアクセントを残しました。
試合は判定でサーオシン選手が勝利。
サーオシン・ソーソピット選手がＷＰＭＦフェザー級王座の防衛に成功しました。
ＷＰＭＦ世界女子フェザー級タイトルマッチ ２分５Ｒ（肘あり）
○王者 サーオシン・ソーソピット（タイ／WMCフェザー級王者）
判定３－０
×挑戦者 ＡＺＵＭＡ あずま（y-park／BONITA BOXEOフェザー級王者）
サーオシン・ソーソピット選手が判定勝利で王座の防衛に成功しました。
M-1 Muay Thai Challenge “Sutt Yod Muaythai vol.4” Part1
Saturday November 11 Differ Ariake in Tokyo
WPMF feather weight champ Saosing sor Sopit won a five-round unanimous decision over Azuma. There were no knockdowns but Saosing sor Sopit dominated the bout and successfully defended her title.
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