Boxing
2013年3月3日(日)東京 後楽園ホール
G-Legend 5
ライトフライ級 6回戦
江畑佳代子(ワタナベ)
VS
ヨクファー・シットクルシン(タイ)
赤コーナーに登場の江畑佳代子選手は、2012年はフィリピンでの1試合のみ、その前は2011年11月の試合でしたから、かなり久しぶりの後楽園ホールとなります。
東日本ボクシング協会さんが認める『G-Legend 王座決定戦』として組まれたこの試合ですが「日本人選手によるG-Legendランキングのチャンピオンシップ」という設定にもかかわらず青コーナーに立っているのはタイから来たヨクファー選手。
なにしろタイ人ですからG-Legendランキングには一度もあらわれたことがありません。この時点で『G-Legend 王座』の意味は完全崩壊。なのに場内には「これよりG-Legendチャンピオンシップ6回戦をおこないます」のアナウンス。どうしてもそうなるのか理解出来ません。
第1ラウンド しっかりしたジャブからストレートで攻める江畑選手。フットワークもよく、打っては離れる軽快なボクシングです。
ヨクファー選手は強い右フックなどを見せますがヒットしません。後半は江畑選手がボディーなどでポイントを取ります。
第2ラウンド 相変わらず良く動いてリズムを作っている江畑選手。ヨクファー選手は足を止めようとボディーを狙って打ってきます。
しかしヨクファー選手もときおりいいパンチを出して来るので油断は禁物。
第3ラウンド 劣勢ながら試合をあきらめないヨクファー選手は強引に出て来てきます。
第4ラウンド ヨクファー選手はフックやボディで攻めて来ます。
しかし、この回もきっかり1分過ぎから江畑選手が攻勢。江畑選手が出ると防戦一方のヨクファー選手。被弾も増えてかなりキツい状態。
第5ラウンド この回も軽快にステップを使い、ジャブから丁寧に組み立てる江畑選手。
ヨクファー選手は時おり鋭いパンチで抵抗を続けますが、ラウンド中盤にアッパーをもらうとそこから明らかに失速。
江畑選手の試合を見るのは久しぶりでしたが、足を使いながらジャブから組み立てる堅実なボクシングは最後まで破綻せず、パンチの精度も高くて大変良いファイトでした。これまでのベストバウトだったのではないでしょうか。
ライトフライ級 6回戦
○江畑佳代子(ワタナベ)
TKO 第5ラウンド
×ヨクファー・シットクルシン(タイ)
TKOで江畑佳代子選手が勝利。
この結果、両選手の戦績は以下のようになります。
江畑佳代子 えばたかよこ(ワタナベ)10戦6勝4敗4KO
ヨクファー・シットクルシン(タイ)
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